イベントの性質
KARTEの基礎を理解する上で、まずはKARTEの「イベント」について理解する必要があります。
「イベント」とは、KARTEで取り扱われるデータの最小単位で、必ず特定の顧客に紐づくという特性を持っています。
例えば、KARTEの利用を開始すると「計測タグ」をサイト上に設置しますが、
このタグが設置されたサイトにお客様が訪れると、閲覧を表す「view
イベント」がKARTEに自動的に送信されます。
閲覧イベント以外に、KARTEでよく利用される代表的なイベントは下記のようなものがあります。
イベント名 | イベントの説明 |
---|---|
閲覧イベント(viewイベント) | ユーザーのページ閲覧を表します。 計測タグを設置すると自動的に発生します。 |
購入イベント(buyイベント) | 何かを購入したという情報を表します。 コンバージョンタグを設置して発生させます。 |
個人情報イベント(identifyイベント) | 名前や会員属性など、顧客情報を表します。 ユーザータグを設置して発生させます。 |
これも全てイベントですが、基本的に 顧客の行動や属性を意味するデータ を表しています。
このように、KARTEは顧客の行動・属性をすべて「イベント」として捉え、ユーザー単位で整理、閲覧、分析できる機能を提供しています。
イベントの構造・型
イベントは「名前付きのデータ」のような構造になっていて、名前もデータ内容自体も自由に設定 することができます。(これをスキーマレスな構造と呼んでいます)
identifyイベントの例
{
name: 'テスト太郎',
age: 32,
is_gold_member: true
}
このように、イベント名(identify
)に対して、name
がテスト太郎
であること、age
が 32
であること、is_gold_member
がtrue
であることが確認できます。
より詳細にイベントの仕様を理解したい場合は イベントを理解する をお読みください。
イベントを送信する
KARTEにイベントを送信する方法は大きく分けて3つあります。
それぞれの送信方法についてはリンク先のドキュメントをご確認ください。
- サイトにタグ(計測タグなど)を設置して、イベントを送信する
- フィルタイベント機能を使って、イベントを発生させる
- サーバーサイドAPIを使って、API経由でイベントを送信する
発生したイベントを確認する
発生したイベントは ユーザーストーリー画面 またはプロジェクトで発生した イベント画面 で確認することが可能です。