各イベントは、イベント名だけではなく、そのイベントに関連する値を連携するためのフィールドを持つことができます。また各フィールドには、どのような性質のデータを連携するのかを定める「データ型」が、イベント送信時に設定されます。
例) identifyイベントの各フィールドの推奨データ型
次の表は、ユーザー情報(identify)イベントで連携が推奨されているフィールドの一部です。どのデータ型で送った方がよいかが、フィールド毎に指定されています。
フィールド名 | 概要 | サンプル値 | 推奨データ型 |
---|---|---|---|
user_id | 会員ID | "user001" | 文字列型 |
age | 年齢 | 42 | 数値型 |
subscription | メルマガ登録有無 | true, false | 真偽値型 |
signup_date | 会員登録日 | new Date("2020/6/19 12:46:04") | 日付型 |
データ型の種類
基本のデータ型
データ型 | サンプル値 | 主な特徴 | 関連リンク |
---|---|---|---|
文字列型 | "user001" | 「直近30件」などを参照できたり、部分一致などの文字列比較ができるようになります | - |
数値型 | 42 | 「総計値」や「最大値」などを参照できたり、数値の大小比較ができるようになります | - |
真偽値型 | true, false | 送信する値を二値に限定できます | - |
日付型 | new Date("2020/6/19 12:46:04") | 「平均間隔」を参照できたり、時間的な相対・絶対比較ができるようになります | 詳細 |
数値型については、KARTEが利用しているJavaScriptの制約上、1,000兆を超えるような大きな値の数値を連携すると正しく値が認識されません。
具体的には、次の値の範囲がサポートされます。
-9,007,199,254,740,991 〜 9,007,199,254,740,991
特殊なデータ型
次のように、特殊なデータをフィールド値として連携することも可能です。
- 基本データ型の配列
- 例
['a', 'b', 'c']
[1, 2, 3]
- 例
- オブジェクト
- 例
{foo: 'bar'}
- 例
- オブジェクトの配列
- 例
[ {foo: 'bar'}, {foo: 'baz'} ]
- 例
ただし、イベントの統計値での利用のされ方が特殊になります。詳しくは下記の記事をご覧ください。
備考
- あるイベントのフィールド値を
null
やundefined
で連携した場合、そのフィールドは無視され、フィールド自体を連携しなかったのと同じ扱いになります