現在開発中の機能のため、今後仕様が変更になる可能性があります
概要
KARTE Messageの「プロジェクトレポート」「キャンペーンレポート」のコンバージョン分析において、「Datahub」上の特定テーブル内のコンバージョンデータを元にした指標の表示 が可能になりました。
KARTEで計測しているuser_idとKARTE Messageで利用しているユーザーIDカラムの値が一致しない場合や、オフラインでのCVなども指標としたい場合にご活用いただけます。
各コンバージョン指標の定義については、以下のドキュメントをご参考ください
プロジェクトレポートの指標の定義
キャンペーンレポートの指標の定義
利用の準備・利用方法
1. コンバージョンデータ保存用の「データセット」を作成
KARTE Datahub上で、新たに「レポートのコンバージョンデータを保存するデータセット」 を作成してください。
なお、ここで作成したデータセットには、Messageのレポートで利用するデータ以外を保存しないように注意してください。
2. Messageのサポート担当に利用を申請
上記で作成したデータセット名を、Messageのサポート担当に連絡、利用を申請してください。
担当が該当のデータセットを、レポートから参照可能にするような処理を行います。
3. コンバージョンデータをデータセットに保存
以下のフォーマットに沿って、コンバージョンデータを作成、テーブルとして保存してください。
作成するコンバージョンデータのサンプルは以下のとおりです。
コンバージョンデータを保存するテーブルのスキーマ
フィールド名 | 型 | 説明 |
---|---|---|
user_id | String | 購入した顧客のID。Messageで利用しているuser_idとフォーマットが一致している必要あり |
cv_date | Timestamp | 購入日時。UTCのTimestamp |
transaction_id | String | 購入ID |
revenue | Integer | 購入金額 |
cv_items | Array<STRUCT> | 購入した商品情報。構造体内の詳細は以下 |
cv_itemsのスキーマ
cv_itemsフィールドには、以下のようなJsonデータを array<struct>
形式で保存してください。
[
{ "item_id": "xxx", "price": 100, "quantity": 1, "name": "XXXXX" },
{ "item_id": "yyy", "price": 200, "quantity": 2, "name": "YYYYYYYY" }
]
フィールド名 | 型 | 説明 |
---|---|---|
item_id | String | 商品ID |
price | Integer | 商品価格 |
quantity | Integer | 購入点数 |
name | String | 商品名 |
4. レポートでコンバージョンデータセットを指定
作成したデータテーブルの「データセットのパス」を、レポートの変数における 「CVデータ」 にセットしてください。
データセットのパスは、{{プロジェクトID}}.{{データセットID}}.{{テーブルID}}
で指定でき、以下の方法で取得するのが簡単です。
注意点
- CVデータに値がデータセットのパスがセットされると、CVイベントよりも優先して分析が行われます