Cookie情報取得用のスクリプトテンプレートを接客サービスで配信することで、Cookieに保存している情報を計測することができるようにします。ユーザーIDや属性情報をCookieに保持している際に、ユーザーに紐付けてデータを計測できます。

利用するテンプレート

テンプレートの「スクリプト」に保存されている、以下のテンプレートを選択します。

  • 「Cookie情報取得」テンプレート
    • サイト上のクッキーを取得して、イベントとしてKARTEに送信するシンプルな機能です

設定項目

  • cookie名(自ドメインのみ)
    • 取得するクッキー名を入力します
    • 特にエスケープ等の処理はされないので保存されている文字列をそのまま指定します。
    • 3rd. party cookieやhttpOnly属性が付与されたcookieは取得できません
  • KARTEで発生させるイベント名
    • 取得したcookieを連携する際のイベント名を指定します
  • KARTEで発生させるイベントのフィールド名(半角英数)
    • 取得したcookieを連携する際のフィールド名を指定します
    • 指定しない場合はクッキー名がそのまま使われます
  • Base64デコードする
    • クッキーの値がBase64エンコードされている場合は、チェックを入れるとデコードした値を送信します
    • /_に、+_になっているWeb Safe Base64にも対応しています

Cookieから情報を取得する接客サービスを配信する際のポイント

前提として、当スクリプトで取得できるCookieは、自社ドメイン属性を持ったCookie情報に限定されています。

例:アクセスしているページがhttp://karte.io の場合
取得できるCookieは、karte.ioまたは、admin.karte.ioなど、karte.ioとそのサブドメインのみ

また、Cookieの付与にパス属性が指定がされている場合も、該当のパス以下でないと取得できないためご注意ください。

こちらのスクリプトの配信は、通常の接客サービスと同様に行います。セグメントを選択し、テンプレートを選択する際にこのCookieから情報を取得するテンプレートを選択頂くだけです。ルールに合致するページにてスクリプトが配信されます。全ページ、全ユーザーに配信していても問題ございませんが、意図しないタイミングでのイベント発生が増えてしまいますので1セッションに1回だけ配信されるように絞り込むなどの指定をすることもお勧めいたします。

ディメンションの指定にて、「セッション内のPV数」を「2未満」、といったルールを追加することで1セッションに1回だけ配信するということが可能です。