このテンプレートを接客サービスで配信することで任意の要素までスクロールした際にイベントを送信する事ができるようになります。

こちらのテンプレートは、その他のポップアップやチャット、アンケートのようにユーザーの目に触れるようなアクションではなく、裏側でスクリプトを配信する形になっています。そのため、その他の接客サービスと一緒に配信するような指定になっていたとしても重複して表示されることはございません。

利用するテンプレート

テンプレートの「スクリプト」に保存されている「指定要素までのスクロールでイベント送信」のテンプレートを選択します。

機能について

  • ページ上の指定の要素が画面内の上部から70%以内に入った時に任意のイベント名のイベントをKARTEに送信するシンプルな機能です。

各要素1回づつのみイベントが送信されます。(同一要素が重複して計測されることはありません)

  • 設定項目

  • CSSセレクタ(必須)

計測対象要素のCSSセレクタ名を記載してください。class名で指定している場合は「.」id名で指定している場合は「#」を前につけます。

  • 送信される内容

  • イベント名 : _scroll

  • text : 通過要素内の

  • position : 通過要素のページ上部からの距離(px)

  • index : 指定CSSセレクタの対象要素内の順番(先頭 : 1番目)

  • length : 指定CSSセレクタの対象要素数

イベントが取得されているか確認する

接客サービス作成後、テスト配信又は、KARTE Action Viewerを利用しサイトで確認から指定要素までスクロール後に_scrollというイベント名で取得できているか確認してください。

この接客サービスの利用ポイント

  • 詳細情報ページ内の各見出し(概要・詳細・商品写真・口込み 等)が各ページで同じ時
  • 商品一覧ページでリスト表示の時
  • 記事ページの最下部要素
    など、上記ようなページで実行することでユーザーがどこまでスクロールしているかを知る事が可能になります。
    ページごとに見出しが同じなものの、コンテンツ量が異なる場合等はスクロール率(%)を取得しても、
    実際にどのコンテンツまでユーザーが見ているか分かりませんが、見出しを指定することでそれを知ることが可能になります。

ユーザーがそのページ内でどこまでスクロールしたかを知ることで、

  • ユーザーが本当にそのページに興味を抱いたのか
  • 一覧のどのあたりまではスクロールしやすいのか

など、ページ閲覧だけでは知ることのできないユーザーの体験を知り、

  • 特定の要素までスクロールしたユーザーをセグメント
  • スクロールポイントのコンテンツに合わせた接客サービスの配信

などの、新たなユーザー体験を提供する事が可能になります。

注意点

非同期で読み込まれる要素は指定できません

このスクリプトでは、配信された時点でのページ上の要素位置を元に、「指定要素までのスクロールした」という状態を判断しています。そのため、非同期で描画される要素については、残念ながらこのテンプレートで指定してもスクロールを検知できません。