配信チェック用ツール KARTE Action Viewerのご利用方法についてご説明します。
目的
Action Viewerとは、下記のような目的で利用するための Google Chromeの拡張機能です。
- どの接客サービスが配信・表示されているか確認する
- どのようなイベントがKARTEに送られているか確認する
- サイト内の要素のCSSセレクタを確認する
- 計測タグ未設置のサイトで、viewイベントを発生させる
インストール方法
Chrome ウェブストアへアクセスし、「Chromeへ追加」をクリックしてください。
正しくインストールされると、Chromeのデベロッパーツールに「KARTE」タブが追加されます。
利用方法
- ChromeでKARTE管理画面にアクセスし、ログインします。
- 別のブラウザタブで、自サイトの計測タグが設置されているページへアクセスします。
- Chromeデベロッパーツールを開き、「KARTE」タブをクリックします。
- 自サイトを表示させたまま、ページを更新します。
- KARTEにログインしていれば、「KARTE」タブ内の「ログイン状態」が「ログイン済」になり、イベント・接客サービスの情報が表示されます。
各機能紹介
「送信されたイベント」の確認
中央カラムに、送信されたイベントが上から送信された順に表示されています。
各イベント名をクリックすると、イベントに付加された属性項目を確認することができます。
また、表示されているイベント(=KARTEに送信しているイベント)はセグメントや配信イベント設定に利用することが可能です。
注意:こちらで表示される項目は、タグ設置などによりサイト上で明示的に付加された属性項目のみが表示されています。
イベントによってはKARTEにイベントが到達した時点で付与される属性項目があります。
例えば、view(閲覧)イベントは、ユーザー行動詳細画面では属性項目が表示されますが、KARTE Action Viewerでは属性項目が表示されません。
ユーザー行動詳細画面でのview(閲覧)イベントのデータ
KARTE Action Viewerでのデータ
「配信された接客サービス」の確認
中央カラムに、配信された接客サービスのリストが並んでいます。
接客サービス名は、各「管理画面URL」をクリックし、KARTEの管理画面でご確認ください。
「配信比率で未接客グループに振り分けられた」サービスには(未接客グループ)の記載がされています。
「配信条件に合致したが何らかの理由で表示されていない」サービスには(非表示)の記載がされています。
「サイト要素のCSSセレクタ」の確認
拡張機能アイコンにKARTEアイコンが表示されています。
マススポインターアイコンをクリックすると、CSSセレクタの確認モードになります。
サイト内の確認したい要素をホバーすると、CSSセレクタが表示されます。
要素をクリックすることで、CSSセレクタをコピー可能です。
計測タグのテスト実行
計測タグの設置がまだ完了していない場合に、この機能を使って計測タグを手動で発生させ、自分のブラウザ上でKARTEの計測を開始させることができます。
注意点: 本機能を不用意に別サイトで利用しないでください。不要なユーザーデータ(イベント)が発生し、該当のイベントは削除することができません。
やり方
- Chrome拡張をインストールします(すでにインストールしている場合は不要)
- Chromeデベロッパーツールを開き、「KARTE」タブをクリックします
- 下記画像1が指している 「計測タグのテスト実行」を選択
- 下記画像2で囲っているステップに従って、計測をしてみましょう
- 計測を開始すると、「テスト計測タグ発動中」に代わります。
- 画像下部の「管理画面で自分を表示するURL」からKARTE管理画面で自分の行動ログをリアルタイムに確認することができます。
FAQ
フィルタイベントはKARTE Action Viewerで確認できますか?
フィルタイベントについてはサーバーサイドで発生するイベントのため、KARTE Action Viewerでは確認ができません。
ユーザーストーリー画面で発火をご確認ください。
トラブルシューティング
KARTE Action ViewerはChromeの最新版での動作しかサポートしていません。まずは次の点をご確認ください。
- KARTE Action Viewerのバージョンが最新であること
- Chromeのバージョンが最新であること
以下、事象別のトラブルシューティング方法をご説明します。
デベロッパーツールに「KARTE」タブが表示されない場合
Chrome拡張機能が有効化されていない
- Chromeアドレスバーに
chrome://extensions/
と入力し、拡張機能の設定画面を開きます - KARTE Action Viewerが有効であることを確認します
Chromeのバグ等で一時的に拡張機能が読み込めていない
次のいずれかの方法で「KARTE」タブが表示される可能性があります。
- デベロッパーツールを開き直す
- デベロッパーツールをUndockする
- 同一サイトの別のページで試す
「KARTE」タブのログイン状態が「ログイン済」にならない場合
Chromeの別タブで、対象ページの計測タグに対応するKARTEのプロジェクトにログインしていない
- 別タブでKARTEにログインしてください
Ghosteryなどの広告ブロック用Chrome拡張機能と競合している
- Ghosteryなどの広告ブロッカーをChrome拡張機能で利用している場合、ログイン判定が失敗するケースがあります
- 広告ブロッカーをOFFにしてお試しください
viewイベントのステータスが"waiting..."のまま変わらない場合
送信したイベントに対応するKARTEからのアクション配信に失敗している
- 以下の記事を参考に、自分自身のユーザー詳細画面で
_error
イベントが発生していないかご確認ください _error
イベントが発生している場合は、そのエラーメッセージから原因特定できる可能性があります
イベントデータをKARTEに送る処理が失敗している
- 以下をご確認ください
KARTE Action Viewerのログ確認方法
KARTEのサポートから、KARTE Action Viewerのログの共有を依頼する場合があります。
その際は、以下の手順でログの内容を確認し、スクリーンショットのご共有をお願いします。
- デベロッパーツールを別ウィンドウで開く
Chrome本体で該当ページを、ChromeデベロッパーツールでKARTEタブを開いたまま、右上の「三点マーク」から設定プルダウンを開き、"Dock side"を"Undock into separate window"
にします。 - 別ウィンドウで表示させたChromeデベロッパーツールに対して、更にデベロッパーツールを開く
Chromeデベロッパーツールのウィンドウをアクティブにした状態で、デベロッパーツールを開くためのショートカットキー(Windowsの場合Ctrl+Shift+I、Macの場合Cmd+Opt+I)を押します。
開かれたデベロッパーツールの上部に"Developer Tools - chrome-devtools://..."
と表示されていれば、成功です。 - KARTEタブのコンソールを表示する
手順2で開いた方のデベロッパーツール内で、Consoleタブを開きます。このタブ内に表示されるログが、KARTE Action Viewerから出力されたログになります。 - ページを更新し、コンソールを確認する
計測タグ設置ページを開いているChromeのタブをページ更新し、手順3で表示させたコンソールにエラーログが出力されるかどうか確認します。エラーログがある場合は、お手数ですがスクリーンショットとエラー文言を添えてサポートまでお問い合わせください。- よいスクリーンショットの例
- よいスクリーンショットの例