KARTE開発チームでは、タグの暗号化機能の廃止を計画しています。
「タグの暗号化」機能とは
廃止を計画している理由
次の理由から、「タグの暗号化」機能で達成したかった目的が別の手段で実現できるようになってきたため、機能廃止を計画しています。
- Webサイトのhttps化が一般的になった結果、フロントエンドでの暗号化の必要性が下がった
- KARTEのEvent APIが提供開始され、サーバーサイドで安全にイベントを送れるようになった(後述)
移行パターン
A. KARTEのタグ暗号化をやめて、暗号化前のタグをWebページ上に設置する
Webページに設置された「暗号化されたタグ」を「暗号化前のタグ」で置き換えることで、タグの暗号化機能廃止後にも同様のイベントをKARTEに連携し続けることができます。
- 移行前の「暗号化されたタグ」(例)
<script type="text/javascript">
tracker.track('enced', { data: "INp67f3s8lGcSDYoGBtNBi7E/R8qr1GNcGoUJLLKTECm+4aI5hqCfTyLqfq2BBFo44fC9cWj1de16MVnFnh0CRk5GYg5PNdTMysvSQNaqG1OAph6jjzixDXH0U1x6WhCabeo/bcn/ezezcBCDzs6jRYYvDtJJrt0JWgzf+Ymt32ZAdbDN9k=", iv: "1234567890123456"});
</script>
- 移行後の「暗号化前のタグ」(例)
<script type="text/javascript">
tracker.user({
user_id : "XXXXXXXXXX",
last_name : "軽手",
first_name : "太郎",
email : "test@example.com",
subscription: true
});
</script>
B. フロントエンドで送っていた情報をサーバーサイドで連携できるようにする
フロントエンドに表出させたくない情報については、次のいずれかの機能を使ってサーバーサイドで連携することもできます。
- KARTEのEvent APIを使ってサーバーサイドでイベントを発生させる
- KARTE Datahubでデータをバッチ連携し、紐付けテーブルでユーザーに紐付ける
C. 暗号化したタグで送っていたイベントの送信自体をやめる
暗号化したタグで送っていたイベントがすでに不要の場合は、暗号化したタグを削除するだけで移行が完了します。
移行スケジュール
- 機能を廃止するタイミングは、2022年3月末を予定しています
- それ以降は、暗号化したタグでイベントが送られた場合も、イベントがKARTEに連携されない可能性があります