KARTEのイベントには、基本的に、「送信日時(date)」という項目が自動で付与されます。これを利用するとセグメント、配信ページで様々な設定を行うことができます。ここでは「送信日時(date)」の仕様と活用方法をご紹介します。

セグメントや配信イベント(トリガー)で送信日時指定が可能なイベント

送信日時(date)が送られているイベントであればどのイベントに対しても設定することが可能です。

送信日時の仕様

時間には時刻と期間の2つの意味がありますが、KARTEで指定が可能なのは時刻(秒)となります。また日時判定は日本時間で行っています。

また、セグメント等での日時の指定は、すべて内部的に秒単位で指定されています。

そのため、『等しい』を選んだ場合は、秒単位で等しい場合に条件に合致します。また、「『まで(以前)』と、『まで(未満)』」や「『から(超える)』と『から(以降)』」の違いは、その指定した秒を含むかどうかの違いとなります。

  • 例: 今日 等しいと指定した場合(今日を2016年1月1日と仮定)

  • 2016年1月1日0時0分0秒に等しいとなる

  • 例: 前日 まで(以前)と指定した場合(今日を2016年1月5日と仮定)

  • 昨日は2016年1月4日0時0分0秒なので、実際は一昨日以前の設定となる

日時指定の方法

日時指定の方法は相対時間と絶対時間があります。

相対時間

"当日"、"前日"、"翌日"、"翌月1日"など、よく使われる項目を候補から選択する方法と、フォームに数値、単位、時刻を直接入力する方法があります。

候補から選択

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相対日付で選択
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絶対時間

具体的な日時を指定します。

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設定方法

条件設定から送信日時(date)を選択し、比較条件に合わせた日時を指定します。期間で指定する場合はANDを利用し2つの条件(開始時間と終了時間)を追加する必要があります。

期間指定のサンプル
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指定した日付の範囲がいつからいつまでかは、「指定結果」で確認できます。なお、相対時間による指定の場合、編集時点の時刻が基準となり、その上で結果が算出されます。

設定サンプル

(現在日時を2021/01/15 12:00とした場合)

  • 「今日」閲覧イベントが発生しているユーザーを絞り込むケース

    • 条件設定:すべての期間 > 閲覧 > 送信日時 > 最新の値 > 次の値から(以降) > 当日
      指定結果: 2021/01/15 00:00 以降 〜
      AND
      条件設定: すべての期間 > 閲覧 > 送信日時 > 最新の値 > 次の値まで(未満) > 当日
      指定結果: 〜 2021/01/15 23:59 まで
  • 「昨日まで」に閲覧イベントが発生したユーザーを絞り込むケース

    • 条件設定:すべての期間 > 閲覧 > 送信日時 > 最新の値 > 次の値まで(未満) > 前日
      指定結果: 〜 2021/01/14 23:59 まで
  • 「前月1日まで」に閲覧イベントが発生したユーザーを絞り込むケース

    • 条件設定:すべての期間 > 閲覧 > 送信日時 > 最新の値 > 次の値まで(未満) > 前月1日
      指定結果: 〜 2020/12/31 23:59 まで
  • ユーザーの再来訪時の現在時刻を基準とし、「直近3ヶ月前から現時点まで」にチャットウィンドウを表示イベントが発生していたユーザーを絞り込むケース

    • 条件設定:
      すべての期間 > チャットウィンドウを表示 > 送信日時 > 最新の値 > 次の値から(以降) > 3ヶ月前
      指定結果: 2020/10/15 12:00 以降 〜

留意点

サイトで別途計測をしている購入 / 閲覧データとKARTEのユーザー一覧にあるセグメントの計測数が計測期間の点で一致しない場合があります。

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例えば「今日購入した」のセグメントについて、セグメントのルールは「当日(2018年◯月◯日 0時00分以降 〜)以降」となっておりますが、ユーザー一覧画面の表示は24時間の期間の人数が表示されております。「2018年◯月◯日 0時00分」以前でも、前日の24時間以内にCVした場合は、セグメントが評価された状態がそのままユーザーに残るため、セグメントの更新がない限り(「2018年◯月◯日 0時00分以降 〜」にサイトに再来訪していない限り)セグメントに入ったままになります。このためサイトで別途計測をしている数値と一致しないことがございます。