特定のユーザー行動をセグメント化する設定方法を3つの例を元にご紹介します。
以下、3つの方法があります。
いずれの方法でもイベント、フィールドを変更することで様々なユーザー行動をセグメント化できます。目的に合わせて適宜設定してください。
アンケート接客に関するセグメントはこちらのサポートサイトをご参照ください。
方法1:セグメントの条件の「統計値」で「直近30件」を利用する
直近で、指定の行動があったユーザーをセグメント化したい時におすすめです。
※期間を「前回のセッション」にすると、前回来訪時に指定の行動があったか?という条件になります。前回のセッションの最後から30件分を参照します。
※直近30件に同一のものがあった場合は、1件として記録されています。
留意事項
- セグメント化できるのは、直近30件内に指定の行動があったユーザーのみです
- それ以前の行動はセグメント化できません
手順
セグメント化したい行動に合わせて、以下のような条件でセグメントを作成します。
セグメントの作成方法はこちら
特定のページを閲覧したユーザー
特定の接客サービスを表示したユーザー
特定の接客サービスをクリックしたユーザー
※接客サービスに複数のアクションが存在し、その中を一つだけを指定したい場合は、フィールドで「接客アクション名」を選択し、特定のアクション名を入力してください。
※アクションに複数のリンクが存在し、その中の一つだけを指定したい場合は、フィールドで「メッセージクリックのリンク先」を選択し、特定のリンクを入力してください。
方法2:フィルターイベントを利用して、セグメントを作成する
指定の行動があった際にイベントを発生させ、本イベントが発生したことを条件にセグメントを作成する方法です。
今後、指定の行動をしたユーザーをセグメントしたい場合におすすめです。
留意事項
- セグメント化できるのは、フィルターイベント作成以降にその行動をとったユーザーのみです
手順
1. フィルターイベントの作成
フィルターイベントの作成方法はこちら
特定のページを閲覧したユーザー
特定の接客サービスを表示したユーザー
特定の接客サービスをクリックしたユーザー
※接客サービスに複数のアクションが存在し、その中を一つだけを指定したい場合は、フィールドで「接客アクション名」を選択し、特定のアクション名を入力してください。
※アクションに複数のリンクが存在し、その中の一つだけを指定したい場合は、フィールドで「メッセージクリックのリンク先」を選択し、特定のリンクを入力してください。
2.1.のイベントを発火させる
条件に指定した行動をとります。
フィルターイベントを設定しただけですとセグメント作成時に扱えません。
必ず、条件に指定したサイト内行動をとり、1回以上イベントを発火させてください。
3.セグメントの作成
すべての期間 > 1.のイベント > 送信日時 > 送信回数 > 存在する
方法3:紐付けテーブルを利用して、セグメントを作成する
紐付けテーブルを用いて、セグメントを作成する方法です。
上記方法1、2では直近30件や、フィルターイベント作成以降のユーザーと制限がありましたが、この方法では過去のユーザー行動すべてを参照しセグメント化することができます。
方法1.2.で希望を満たせない場合におすすめです。
留意事項
- 該当ユーザーをDatahubから抽出する必要がある場合は、SQLの知識が必要です。
- visitor_id を主キーにして紐づけることも可能です。但し、Cookieが異なる等同一ユーザーとして扱えない場合がある点に注意してください。
- 紐付け設定を有効にして以降、来訪などによりユーザーにイベント発生したタイミングでセグメントに所属します。
- 紐付けテーブルの作成方法の詳細は、状況に応じて以下サポートサイトをご確認ください。
- リスト抽出が「定期実行」であるため、タイムラグが生じます。(最後のリスト抽出後に該当の行動を取ったユーザーが対象から漏れる可能性があります)
手順
1.紐づけテーブルを作成する
上記「ユーザーにデータを紐付ける」を参考に、以下のような紐付けテーブルを作成します。
特定の行動をしたユーザーのuser_id + その対象者であることがわかるようなカラム(以下例では hoge_flg とする)を追加した以下のような紐付けテーブルを作成します。
2.紐付け設定を行う
「紐付け先」に 「KARTEのユーザーID」を選択します。
3.セグメントを作成する
以下の条件で作成します。
(セグメントでは、「すべての期間」かつ「最新の値」を指定してください。)