マルチドメインオプションでできること

マルチドメインオプションをご導入いただくと、異なるドメイン間で計測されるユーザー情報を統合し、一意のユーザーとして計測・接客すること(同じユーザーとして扱うこと)が可能となります。

1. Safariブラウザ利用の場合、「ITP(Intelligent Tracking Prevention)」機能により、クロスドメインでのユーザ統合機能の対象外となる可能性があります
- 設定で「サイト超えトラッキングを防ぐ」が有効となっている場合、クロスドメインでのユーザ統合機能の対象外となります

2. その他のブラウザについても、3rd. party cookieの取得が制限された場合は、クロスドメインでのユーザー統合は行われません

利用の流れ

タグv1、v2の場合で設定方法が異なるので、サイトのタグのバージョンに合わせてご利用ください。
タグv2本体の説明に関してはこちらを御覧ください。
https://support.karte.io/post/7E5yZwHWroaDTDmd4f0SDx

タグv1の場合

1.マルチドメインのカスタマイズ項目をONにする

  • グローバルメニュー > (すべてのプロダクトの下にある)プロジェクト名 > 歯車アイコン(プロジェクト設定) > タグ設定をクリックします
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  • マルチドメインモードを選択し、タグの発行を押します
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2.計測タグの設置

  • 表示された計測タグをコピーし、サイトに貼り付けます。計測したい全てのページに設置してください。

タグv2の場合

1.マルチドメインのカスタマイズ項目をONにする

  • グローバルメニュー > (すべてのプロダクトの下にある)プロジェクト名 > 歯車アイコン(プロジェクト設定) > タグ設定をクリックします

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  • 「マルチドメインモードを有効にする」を選択します
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  • マルチドメインオプションを使って計測するドメインを「マルチドメインの対象」に入力して、オプション設定を保存してください。ドメイン名は example1.com,example2.com など、カンマ区切りで入力してください。
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2.計測タグの設置

  • 表示された計測タグをコピーし、サイトに貼り付けます。計測したい全てのページに設置してください。
計測タグv2の場合は、マルチドメインモードの有効/無効に応じて計測タグの記述自体は変わりません。そのため、すでに計測タグv2がWebサイトに設定されている場合、後からマルチドメインモードをONにするとしても、改めて計測タグを設置し直す必要はありません。

よくあるお問い合わせ

Q. サブドメインのレベルのみ異なる複数のドメインにKARTEの計測タグを設置する場合、マルチドメインオプションを有効にする必要はありますか?

  • 一般的には必要ありません
  • たとえば、次の2つのドメインでは、一般的に example.com という広いドメインに対してvisitor_id用のCookieが書き込まれるため、マルチドメインオプションを利用しなくてもvisitor_idは共通のものが使われます
    • https://www.example.com
    • https://blog.example.com

Q. 通常の計測タグ設置後、マルチドメインタグに変更した場合、通常の計測タグで計測していた過去のユーザー(ビジター)の情報は引き継がれますか?

  • 引き継がれます。
  • マルチドメイン用タグを使用した場合、ビジター用のID(visitor_id)が従来の1st party cookieから3rd party cookieに変更されます。
  • このタイミングで過去の1st party cookieのIDのユーザー情報が3rd party cookieのユーザー情報に統合されます。

サイトの片方のドメインでだけマルチドメインタグを設置した場合、ユーザーはマージされますか?

  • 一部だけマルチドメインタグを設置した場合、そのドメインでだけ3rd party cookie管理されるので、両ドメインでマルチドメインタグにしていただかなければ、ユーザーの統合はされません。