KARTEではユーザーの閲覧情報、属性情報、購買情報などを(HTMLの)scriptタグによって取得しています。
閲覧情報の取得
閲覧情報は、ブラウザから自動的に生成される情報をリアルタイムに取得しております。
この仕組みについては、一般的なアクセス解析システムとほぼ同等の仕組みです。
属性情報の取得
ユーザーの属性情報については、サイト側から明示的にKARTEへと送信する必要があります。
ユーザー情報が更新される可能性があるページの遷移先(例:会員登録完了ページ、マイページなど)にタグを設置し、送信する情報を明示的に指定することで、ユーザーの属性情報を送信します。
購買情報の取得
購買情報についても、ユーザー情報と同様に、サイト側から明示的にKARTEへと送信する必要があります。
購入完了ページにタグを設置し、送信する情報を明示的に指定することで、購入商品名、購入金額など、購買情報を送信することができます。
タグの種類
KARTEは 計測タグ を設置することで利用が開始できます。
更にいろいろなデータと紐付けをしていくために複数の種類のタグをご用意しております。
それぞれのタグは以下の様な役割を持っています。
計測タグ以外のタグはすべて 計測タグの読み込み後に読み込まれるように設置いただくことでデータが計測されます。
タグの設置方法に関しては タグ設置までの流れ をご参照ください。
名称 | 条件 | 役割 | タグ設置場所 |
---|---|---|---|
計測タグ | 必須 | サイト閲覧情報の計測と KARTEへのデータ送信 | 計測をする全ページ |
buyイベントタグ (コンバージョンタグ) |
推奨 | サイト上でのコンバージョン計測 | 購入完了のサンクスページ コンバージョン完了ページ |
ユーザータグ | 任意 | 会員情報の紐付け (ログイン機能があるサイトのみ) | ログイン完了ページ 購入完了ページ |
カスタムイベントタグ(※) | 任意 | サイト上での任意イベント計測 | 任意のイベントが発生するページ |
※ カスタムイベントタグから送信されたイベントは、利用開始前に「解析する」設定が必要となる場合があります。詳しくはイベントのライフサイクル「対応未設定のイベント」をご確認ください。
イベントやフィールドに関する制限
タグで送信するイベントには、一部制限があります。
詳細は イベントで使用できないイベント名、フィールド名、フィールド値 をご参照ください。
タグで取得した情報の更新
タグで情報が取得されると、既存の情報が更新されます。
更新のルールは以下の通りです。
- これまでに送っていたパラメータの情報と同じパラメータの情報を送る
→ 新しい情報に更新される - これまでに送っていたパラメータの情報と同じパラメータの情報を送らない
→ これまでの情報が残る - これまでに送っていないパラメータの情報を送る
→ 新しい情報が追加される
例えば、ユーザーの属性情報として、
user_id: xxx
name: KARTE 一郎
phone: 03-1111-1111
を持つユーザーがいて、新しくユーザーの属性情報に
user_id: xxx
phone: 03-2222-2222
email: sample@sample.com
が送られたとすると、更新されたユーザーの属性情報は
user_id: xxx
name: KARTE 一郎
phone: 03-2222-2222
email: sample@sample.com
となります。
※ ユーザーが統合された場合も時系列に従って、情報が更新されます。
※ 片方のユーザーの情報のみが反映されるというようなことはありません。