アクションの表示位置や表示タイミングの設定方法について説明します。

アクションの表示位置を設定する

アクションを画面上のどの位置に表示するか設定できます。

表示位置設定の表示方法

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  1. アクション編集画面右側の設定項目の「表示設定」フォルダをクリックします。
  2. クリックすると[3]の表示位置設定ウインドウが表示されます。

表示位置設定ウインドウの説明

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  1. グレーの四角をクリックするとアクションの表示位置を設定できます。例えば、右上の四角をクリックすると、アクションが画面右上に表示されるようになります。
  2. 現在設定されている表示位置は緑色で表示されます。
  3. 画面上端、もしくは下端からの余白を px 単位で指定できます。
  4. 画面左端、もしくは右端からの余白を px 単位で指定できます。
  5. チェックを入れることで、PCブラウザでの表示位置を個別に設定できます。チェックを入れない場合はPC/スマートフォンブラウザに関わらず、共通の位置にアクションが表示されます。

表示位置を設定後、意図した位置にアクションが表示されているかどうかをプレビューで確認します。問題なければ保存ボタンをクリックし、設定内容を保存します。

アクションの表示タイミングを設定する

アクションの表示するタイミングを「時間」あるいは「スクロール率」で設定できます。

必ず表示タイミングを変更した際の注意事項に目を通した上でご利用ください。

「時間で制御」する場合

アクションの表示・非表示のタイミングを「時間」で制御できます。

設定方法

  1. アクション編集画面右側の設定項目から「表示設定」フォルダをクリックします。
  2. 「表示・非表示タイミング」から「時間で制御」を選択すると、専用の設定項目が表示されます。
  3. 下記の各種設定に基づいて各項目を設定します。

各種設定について解説

表示までの時間:

  • 指定した秒数が経って初めてアクションが表示されます。

非表示までの時間:

  • 指定した秒数経って初めてアクションが非表示になります。

「スクロール率で制御」する場合

アクションの表示・非表示のタイミングを「スクロール率」で制御できます。

ネイティブアプリのアクションではスクロール率を指定して配信することはできません。

KARTEのポップアップ等はWebの仕組みによって実現されており、スクロールの検知等もJavaScriptで行っています。
ネイティブアプリの場合、ネイティブコンポーネントのスクロールをWebViewのJavaScriptから検知することがネイティブアプリの仕様上できないため、KARTEで配信したアクションからスクロール率を検知することもできません。

設定方法

  1. アクション編集画面右側の設定項目から「表示設定」フォルダをクリックします。
  2. 「表示・非表示タイミング」から「スクロール率で制御」を選択すると、専用の設定項目が表示されます。
  3. 下記の各種設定基づいて各項目を設定します。

各種設定について解説

表示スクロール率:

  • 指定したスクロール率になったときに初めてアクションが表示されます。

非表示スクロール率:

  • アクションの表示後に初めて指定したスクロール率になったときにアクションが非表示になります。

条件を満たした時に再表示する:

  • アクションが非表示になったあとに「表示スクロール率」の条件を満たしたときに再表示されます。

表示スクロール率以下で非表示にする:

  • アクションが表示されているときに「表示スクロール率」で指定したスクロール率以下までスクロールすると非表示になります。

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表示タイミングを変更した際の注意事項

表示タイミングの制御は、接客サービスが配信された後のアクションの表示タイミングを制御するため、下記の事項で注意が必要です。

ABテストにおける注意事項

KARTEのABテストでは、実施/未実施の振り分けは接客サービスの配信時に行われます。
また効果測定時には、実施グループの場合は表示、表示が行われない未実施グループの場合は配信を基準として評価が行われます。

表示タイミングを変更しない場合、実施/未実施の各グループでは同様の条件で配信が行われ、実施グループの場合には無条件で接客サービスが表示されます。
一方で表示タイミングを変更した場合、配信については未変更の場合と同様の挙動となりますが、実施グループでの接客サービス表示は表示タイミングの条件を満たした場合に限られます。

そのため、実施グループとして配信されたが、表示タイミングの条件を満たさなかったために表示されないというパターンが生じることで、実施/未実施の接客数比率が、管理画面上の設定と一致しない結果として表示される場合があります。
またこれにより、効果測定において実施/未実施の正当な比較ができない場合があります。

表示タイミングの制御を設定した上で、実施/未実施グループの配信比率を制御したい場合は、実施に振り分けられたユーザーが表示タイミングの条件に合致しない可能性を加味し、未実施案との表示比率を調整(実施案を多めに調整)していただくことをお勧めします。

スクロール率の表示タイミングの制御を入れた時、一度表示したアクションが一定のスクロール率で非表示になり、またスクロールバックして再表示されるように設定ができます。この時、複数回接客サービスの表示イベントが発生することになりますが、アクションの効果などで確認できる「接客数」は接客サービスの表示があったセッション数のカウントとなるため、接客数は1となります。

アクションのScript上での表示制御との併用

widgetの表示制御はアクションのScript上でも可能ですが、表示タイミングの設定とScript上での表示制御とを併用した場合には、直感的でない挙動をする可能性があります。

たとえばScript上で特定の条件を満たした場合に表示するようなロジックが記述されていた場合、Script上で記述された条件を満たさなかった場合にも表示タイミングが設定されていた場合には、表示タイミングの条件を満たせばアクションが表示されます。

Script上で表示制御を行っている場合に表示タイミングの制御も行いたい場合は、Script上で独自に表示タイミングの制御を実装する必要があります。