概要
KARTE Messageでは、Google スプレッドシート(以下、スプレッドシート)を元にリストを作成し、キャンペーン配信に利用することができます。
このページでは、スプレッドシートを使ったリスト作成方法と、発生しやすいエラーやその対処法についてご案内します。
補足
スプレッドシートを元にしたリストの容量が大きかったり、利用頻度が高すぎるとスプレッドシート側の制限に抵触してしまい、クエリが実行できなくなって配信がエラーになるケースが散見されます。 あまり大きなサイズのデータを利用しないこと(1,000行・数カラム程度のデータ)を推奨します
リストの作成方法
スプレッドシートを用意する
- 1行目にカラム名(例:
user_id
,email
など)を記載してください。 - 最大行数は目安として 1,000 行以下を推奨します。
- 1行目にカラム名(例:
Datahubのサービスアカウントに閲覧権限を付与する
リストを作成したいスプレッドシートにおいて、Datahubのサービスアカウントを「共有」に追加してください。
共有設定の詳細は以下リンクをご覧ください(「読み取り権限を付与する」の項目をご参照ください)。
リスト作成画面で「スプレッドシートから作成」を選択
- 編集権限付きのURL、もしくは「閲覧可能」な共有リンクを入力してください。
- シート内に複数のタブがある場合、使用するシート名を指定することができます。
カラムの確認とキー設定
- 「user_id」など、ユーザーを特定するためのキーを正しく設定してください。
⚠ 注意点
スプレッドシートを元にしたリストは、配信時にGoogle Sheets APIのクォータ制限により配信エラーとなる場合があります。
- 特に、カラム数が多い場合や、複数のテーブルとのJOIN処理を行っている場合にクォータ超過が起こりやすくなります。
- 詳しくは以下の「関連リンク」をご覧ください。
関数やリンクが含まれている場合
=HYPERLINK()
や=IMPORTRANGE()
などは正しく読み取れない可能性があります。値をコピーしてペーストしてください。
空白行が多いと読み取りに失敗する場合があります。
❗よくあるエラーと対処法
エラーメッセージ | 原因 | 対処法 |
---|---|---|
resourcesExceeded: Google Sheets service overloaded |
スプレッドシートが大きすぎる / アクセスが集中 | 行数を減らす・列数を削減する・時間を空けて再実行 |
Permission denied |
URLの公開設定が限定的 / アクセス権限が不足 | スプレッドシートの共有設定を「リンクを知っている全員が閲覧可」に変更、またはDatahubのサービスアカウントを共有に追加 |
Invalid column name |
ヘッダー行が空欄、もしくは重複あり | 1行目にユニークなカラム名を必ず設定してください |
Data size too large |
10MB以上の読み取り | 行や列を削減・データを分割して複数リストとして取り込む |
Empty spreadsheet |
データが存在しない / 空白のシート | 対象シート名を確認・空でないかチェック |
💡 トラブル時のTips
- スプレッドシートをCSV形式でエクスポートし、手動アップロードに切り替えると安定するケースがあります。
- スプレッドシートにフィルタ・結合・関数がある場合は、値としてコピーして貼り付け直すのが安全です。