接客サービスの配信設定で、「セグメントに入る」「セグメントから出る」を条件に指定する機能について説明します。

この機能は一部のプロジェクトに限定して公開しています。利用したいが管理画面に設定項目が表示されない場合は、サポートにお問い合わせください。必要なプラグインのインストールを実施します。

機能概要

接客サービスの対象者を絞り込むために、「ちょうど特定セグメントに入ったとき」や「ちょうど特定セグメントから出たとき」といった条件を追加することができます。

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使い方

接客サービス作成フロー画面で、次のように設定します。

例として、「会員ランクがAランクになった瞬間にポップアップを表示する施策」についての配信設定を示します。

セグメントの設定（例）
- 会員ランク: Aランク
  - 条件: ユーザー属性情報(attribute) 会員ランク(rank) 最新の値が A に等しい
接客サービスの設定（例）
- タイトル
  - Aランクになった瞬間にポップアップを表示
- 対象ユーザー
  - セグメントに入る
    - 次に該当する 会員ランク: Aランク
- 対象イベント
  - 配信トリガー
    - attributeイベント rank 存在する
  - 配信頻度
    - セッション毎

「セグメントに入る」「セグメントから出る」による条件指定は、「ユーザーの状態が変わったこと」を検知して接客サービスを配信したい場合に利用します。

KARTEのディメンションやセグメントを使った通常の対象ユーザー設定、および配信トリガーの設定を工夫することで、多くの場合は本機能を使わずに対象者の絞り込みを実現できます。
本機能は、本機能でしか実現できない配信設定のためにのみ利用することをおすすめします。

たとえば次のような場合は、「セグメントに入る」「セグメントから出る」による条件指定を使ってください。

接客サービスの要件（例）
- 会員ランクがランクAになった瞬間にポップアップを表示したい
- 同一ユーザー内でランクの上下があり、何度もランクAに入る可能性がある
- そのため、同一接客サービスを同一ユーザーに複数回表示する可能性がある

次のような場合は、それぞれ示す代替案による設定を検討してください。

例: 「会員ランクがAになった瞬間」ではなく、単に会員ランクがAのユーザー全員に配信したい
- → 「セグメントに入る」ではなく「セグメント」による絞り込みを利用してください
例: 会員ランクがAになった瞬間にポップアップを表示したいが、同一ユーザーには1度だけ表示したい
- → 「セグメントに入る」ではなく「セグメント」による絞り込みを利用し、配信頻度を「ユーザー毎」に設定してください
  - ※ただしこの設定だけでは「既にランクAになっていたユーザー」にも表示されます。必要に応じて除外条件を追加してください

それぞれ次の条件を満たす場合、配信対象者と見なされ配信が実施されます。

「セグメントに入る」に「セグメントA」が設定された場合
- 配信トリガーとなったイベントの発生直前に、セグメントAに所属していない
- AND 配信トリガーとなるイベントの発生時点に、セグメントAに所属している
「セグメントから出る」に「セグメントB」が設定された場合
- 配信トリガーとなったイベントの発生直前に、セグメントBに所属している
- AND 配信トリガーとなるイベントの発生時点に、セグメントBに所属していない
「セグメントに入る」に「セグメントA」が、「セグメントから出る」に「セグメントB」が設定された場合
- 配信トリガーとなったイベントの発生直前に、セグメントBに所属している
- AND 配信トリガーとなったイベントの発生直前に、セグメントAに所属していない
- AND 配信トリガーとなるイベントの発生時点に、セグメントAに所属している

下記のいずれかの方法で絞り込んでください。