コンバージョン補完では、コンバージョンイベントに対して個人情報(メールアドレスや電話番号など)を結合し、広告媒体に連携する処理を行います。
このとき、通常はユーザーID(user_id)をキーにして、個人情報とコンバージョンイベントを結合しています。

しかし、コンバージョンイベントがビジター状態で発火した場合(=会員登録などが完了しておらず、ユーザーIDが未発行の状態)は、ユーザーIDが存在しないため、通常の方法では個人情報との結合ができません。

対応方法

このようなケースに対応するには、「個人情報データとの結合にコンバージョンデータのtransaction_idを用いる」オプションを有効にしてください。

この設定を有効にすることで、コンバージョンイベントのtransaction_idと、個人情報データのuser_idをキーとして結合が行われ、ユーザーIDが未発行の状態でもコンバージョン補完が可能になります。

設定箇所

利用するデータ > コンバージョンデータ
→ 「個人情報データとの結合にコンバージョンデータのtransaction_idを用いる」にチェックを入れて保存してください。
null

注意点

個人情報データのuser_idには、コンバージョンイベントで発火するtransaction_idと一致する値を設定してください。
つまり、「コンバージョンデータのtransaction_id = 個人情報データのuser_id」となるように発火・連携する必要があります。
これにより、コンバージョンデータと個人情報を正しく紐付けることができます。