コネクタの利用するデータで、データを絞り込みを設定する方法について記載します。
設定
①KARTEイベントを利用する場合
特定の条件に合致するイベントフィールドをもつKARTEイベントだけを広告媒体に連携する設定について説明します。この設定は「特定のブランドの商品を購入したCVデータだけを、コンバージョン補完で広告媒体に連携したい」といったケースで使います。
KARTEイベントで取得されたデータは、イベントフィールドの 「values」 にJSON文字列で格納されており、例えば抽出条件に「購入イベントのデータに特定のブランドを表す文字列 YOUR_BRAND_NAME を含んでいる」という条件を設定することで、そのブランドの購入を含む購入イベントかどうかを判別することができます。同じ様にイベントフィールド 「values」 と「データを絞り込み」を併用することで、特定のデータを持つイベントを抽出することが可能です。
設定手順
一例として、buyイベントのうちブランド名が「YOUR_BRAND_NAME」の商品データの購買データを含むイベントを「データを絞り込み」で抽出する設定手順を説明します。
- セレクトボックスから絞り込みの比較対象データとして 「values」 を選択します。
- 次に比較条件を選択します。今回はブランド名が「YOUR_BRAND_NAME」に完全一致する商品だけに絞り込むことを想定し、「次に等しい」を選択します。
- 「values」 のJSONデータのうち比較に用いるデータを指定します。「JsonPathを入力してください」のフォームに 「$.(イベント名).(スキーマ名)」 の形形式で判定に使うフィールドを入力してください。今回のケースでは「JsonPathを入力してください」のフォームに 「$.buy.brand_name」 を入力します。
- 「Cast Type」に判定に使うフィールドの型を入力します。型は「STRING」「INTEGER」「FLOAT」を選択可能です。今回は判定に使うフィールドはブランド名の文字列なので「Cast Type」に「STRING」を入力します。
- 「条件値を入力してください」のフォームに比較条件を入力します。今回は条件値に 「YOUR_BRAND_NAME」 を入力します。
設定をを入力した後のフォームは次の様になります。この設定を用いることで、特定の条件に合致するイベントフィールドを持つKARTEイベントのみを広告媒体に連携することができます。
セグメントやディメンションの情報を使って絞り込みたい
- KARTEイベントデータには、システム側でセグメントやディメンションの情報を付与しています。
- セグメントを利用する場合は「shorten_segments」、ディメンションを利用する場合は「dimensions.×××」を選択し、比較条件を選択し、条件値を入力してください。
②ユーザーマスタを利用する場合
イベントで取得したデータで絞り込みたい
- KARTEのidentifyイベント、attributesイベントで取得されたデータについては、ユーザーごとの最新の値がユーザーマスタに格納されています。
- 「(イベント名)」を選択し、比較条件を選択します。
- 「$.(スキーマ名)」を入力し、条件値を入力してください。
セグメントやディメンションの情報を使って絞り込みたい
- KARTEイベントデータには、システム側でセグメントやディメンションの情報を付与しています。
- セグメントを利用する場合は「shorten_segments」、ディメンションを利用する場合は「dimensions.×××」を選択し、比較条件を選択し、条件値を入力してください。
③バッチセグメントを利用する場合
- バッチセグメントではそのセグメントに属するユーザーのuser_id一覧が抽出できます。
- 基本的には絞り込みは設定する必要はありません。
④外部データを利用する場合
- 外部データを利用するデータとして選択した場合、条件で、その外部データのカラムが選択できるようになります。
- カラム、比較条件を選択し、条件値を入力してください。
確認
- 利用するデータを確認で抽出されたデータを確認します。
- データを確認ボタンを押して、データが絞り込みされているかを確認してください。