KARTE Liveでユーザーの行動を動画で見る際に、ユーザー・セグメント単位ではなく特定の行動単位で動画を見たい場合の操作方法について説明します。

設定方法

  1. 確認したい行動をイベント化する
  2. イベント画面から該当イベントを選択して該当ユーザーリストを表示する
  3. ストーリー画面に遷移してLiveで動画を見る

1.確認したい行動をイベント化する

まずはイベントを作成します。
イベント画面からイベント追加を行うことができます。
特定のページ閲覧など閲覧関連の行動や、xxセグメントに入ったなどの行動はフィルターイベントから設定が可能です。詳細はこちらの記事をご参照ください。

一方、ページ上の特定行動をイベント化したい場合やその他特定行動をイベント化する場合にはスクリプトやカスタムイベントタグを用いてイベントを作成する必要があります。こちらはエンジニアリングスキルが必要となるためご注意ください。

スクリプトテンプレートの参考例

2.イベント画面から該当イベントが発生したユーザーリストを表示する

該当イベントを作成したら、イベント画面でそのイベントを選択します。
※まだイベントが発火していない(=該当行動を起こしたユーザーが1人もいない)場合は「未計測」というラベルが付くため、作成後に自分で該当行動を起こしてイベント発火確認をしておきましょう。

該当イベントを選択した状態で「計測回数】タブを開くとイベントが発生したユーザーのリストが表示されます。
このユーザーレコードはそれぞれクリックすることでそのユーザーのストーリー画面に遷移することが可能です。

3.詳しく確認したい行動はそのままLiveで動画を見る

ユーザーリストの右部分にLive動画のカラムがあります。
こちらの再生アイコンからユーザーの該当イベントが発生したタイミングの行動を動画で見ることができます。

null

動画再生のタイミングは開始時点ではなく、該当イベント発生時からとなります。

null

なお、Liveの再生アイコンのなかにはボタンが押せない/非活性になっているものも存在します。
動画再生ができない例としては下記の表示内容が該当します。

  • 「データの取得に失敗しました」: 一時的なエラーです。リロード等お試し下さい。
  • 「閲覧権限がありません」: Liveの閲覧権限が設定されていないケースです
  • 「データがありません」: Liveスクリプトの配信対象外、または動画保存に失敗しているケースです(※1)
  • 「ライブ動画データ作成中です」: 作成処理中でまだ閲覧できないデータです
  • 「データ作成に失敗しました」: エンドユーザーの通信環境起因等によるデータ欠損などの理由でエラーとなり再生できないデータです(※2)
  • 「ライブ動画データが短すぎます」: 動画データが1秒以下の再生できないデータです
  • 「保存期間が終了しました」: 保存期間が終了し再生できないデータです

※1. イベントの発生タイミングによっては、イベントと動画セッション情報の紐付けができないケースがあります。リストのユーザーをクリックしてユーザーストーリー画面に遷移すると、動画を見ることが可能な場合もあります。必要に応じてお試しください。
※2. Liveの動作環境を保証している環境でも、通信環境などにより、動画を取得できない場合があります。動画の取得率についてはこちらをご覧ください。

ユースケース

イベントといってもいろいろな種類があります。
作成したイベントの数だけ様々なパターンで、Liveで実際の行動を動画で見て、理解を深めて気づきを得ることができます。

  • 閲覧関連のフィルタイベント: 該当ページがどう閲覧されていたかを動画で確認する
  • スクリプトテンプレートを使ったイベント: イベント発生の瞬間の行動を具体的に確認する(ページ読了時、特定要素クリック時など)
  • セグメント関連のフィルタイベント: 該当セグメントに切り替わった前後の行動を確認する

関連ドキュメント