できること
KARTE SignalsではKARTEのイベントやセグメントのデータにvalueをつけた状態で、Google Analytics4を経由してGoogle広告に連携することで、入札最適化(VBB)を行うことができます。これに加え、広告経由のコンバージョンの後のユーザーの行動を追跡して価値の高い行動をとったユーザーに対してより大きなvalueを付与することで、実際に成果につながるコンバージョンかどうかを考慮した形で入札最適化(VBB)を行います。
例えば金融系のサービスなどで、Webでの口座開設をオンラインのコンバージョンポイントとした際にそのユーザーが実際にオフラインで口座開設を行っていれば大きなvalueを付与したデータを広告媒体に連携し、口座開設を行っていなければ小さなvalueを付与したvalueを広告媒体に連携することで、価値の高い行動をとったエンドユーザー向けに広告を最適化することができます。
事前準備
下記の事前準備を完了していることをご確認ください。
1. KARTE計測タグの設置
2. KARTEでGoogle AnalyticsのClient_idを取得(KARTEタグv1の場合)
3. Google Analytics4のプロパティの設定
4. GA4でMeasurement IDとAPIシークレットの取得
5. Google Analytics4にてカスタムイベントの作成
広告APIの設定
- その他の機能 > 広告API > 追加 から、Google Analytics 4を選択します。
- 名前、説明は、適宜修正してください。
- 事前準備で用意したMeasurement IDとAPIシークレットを入力し保存ボタンを押してください。
コネクタの設定
1.テンプレートの選択
- コネクタ > 作成 > テンプレートを選択 から、Google Analytics 4 経由でGoogle広告にデータを送る(VBB用)(v1)を選択し、決定ボタンを押してください。
2.送信先の広告API
- 広告媒体は、「広告APIの設定」で作成したものを選択します。
3.配信パラメータ
下記を参考に、配信パラメータを設定してください
パラメータ名 | 説明 |
---|---|
GAのイベント名 | デフォルトで購入 / リード獲得 / ログインを用意していますカスタムでイベントを作成することが可能です。このGAイベント名はGA4で作成したカスタムイベントのevent_nameパラメータの値と同じにしてください。 |
◯時間前までのデータを利用する | 媒体に送信するデータを作成するための期間を抽出します。 |
広告接触から対象イベントまでの日数 | 広告接触から指定された日数以内にイベントが発生した場合にクリックIDを送信します。 |
広告クリックしたユーザーに限定する | 広告をクリックしたユーザーに限定するか選択します。 |
4.利用するデータ
オフラインコンバージョンデータ
- GA4に送信するオフラインデータを抽出します。
- Googleへイベントとして連携する場合
- 利用するデータ
- KARTEデータ/イベントデータを選択してください。
- 外部データを利用する場合は、外部データから該当のデータを選択してください。(事前にデータを連携しておく必要があります。)
- KARTEイベント
- イベントとして連携したいKARTEイベントを選択してください。
- ※相対日時で指定する、データ利用日数は変更しないでください。
- イベントとして送る場合は、カラムマッピングでsync_date(日時)の連携してください。連携しない場合は、送ったタイミングがイベントのsync_date(日時)として連携されます。
- イベントとして連携したいKARTEイベントを選択してください。
- 利用するデータ
- transaction_id によって媒体に連携する value と紐づきます。value については後述の コンバージョン値 で説明します。
- Googleへイベントとして連携する場合
- 必要に応じて、カラムマッピング、データを絞り込みを実施してください。
- 保存ボタンを押すと、利用するデータのサンプルが表示されますので、意図通りのデータが抽出できているか確認してください。
コンバージョンデータ
- GA4に送信するオンラインコンバージョンデータを抽出します。
- Googleへイベントとして連携する場合
- 利用するデータ
- KARTEデータ/イベントデータを選択してください。
- 外部データを利用する場合は、外部データから該当のデータを選択してください。(事前にデータを連携しておく必要があります。)
- KARTEイベント
- イベントとして連携したいKARTEイベントを選択してください。
- ※相対日時で指定する、データ利用日数は変更しないでください。
- イベントとして送る場合は、カラムマッピングでsync_date(日時)の連携してください。連携しない場合は、送ったタイミングがイベントのsync_date(日時)として連携されます。
- イベントとして連携したいKARTEイベントを選択してください。
- 利用するデータ
- Googleへイベントとして連携する場合
- 必要に応じて、カラムマッピング、データを絞り込みを実施してください。
- 保存ボタンを押すと、利用するデータのサンプルが表示されますので、意図通りのデータが抽出できているか確認してください。
広告クリックデータ
- GA4に送信する広告クリックデータを抽出します。
- 作成ボタンを押したのち、何も変更せずに保存ボタンを押してください。
広告クリック時のブラウザーID(client_id)
- GA4に送信する広告クリック時のブラウザーID(client_id)のデータを抽出します。
- 作成ボタンを押したのち、何も変更せずに保存ボタンを押してください。
ブラウザーID(client_id)
- GA4に送信するブラウザーID(client_id)のデータを抽出します。
- 作成ボタンを押したのち、何も変更せずに保存ボタンを押してください。
コンバージョン値
- VBBにて最適化に用いる送信する value を抽出します。
- Googleへイベントとして連携する場合
- 利用するデータ
- KARTEデータ/イベントデータを選択してください。
- 外部データを利用する場合は、外部データから該当のデータを選択してください。(事前にデータを連携しておく必要があります。)
- KARTEイベント
- イベントとして連携したいKARTEイベントを選択してください。
- 利用するデータ
- transaction_id を指定することで オフラインコンバージョンデータ と conversion_value が紐づきます。
- conversion_value にはオフラインコンバージョンの価値を表す数値が入る様に値を指定してください。
- Googleへイベントとして連携する場合
- 必要に応じて、カラムマッピング、データを絞り込みを実施してください。
- 保存ボタンを押すと、利用するデータのサンプルが表示されますので、意図通りのデータが抽出できているか確認してください。
5.送信スケジュール
- 定期的に連携する場合は、繰り返し実行の有効にするにチェックを入れて、実行間隔を設定してください。
- 利用するデータで外部データを利用している場合は、その連携頻度/連携時間に合わせて設定してください。
6.送信
- 下書き保存ボタンをクリックした後、データを取得ボタンを押すと、実際に連携される件数とデータが確認できます。
- 確認して問題なければ、送信ボタンを押してください。
データ連携の確認
データが連携されているかはGoogle Analytics 管理 > データ表示 > イベントにて該当するイベントが存在するかで確認することが可能です。
※オーディエンスを作成できるようになるまでは数時間から1日程度かかります。
※オーディエンスを作成してからイベントを送って初めてads側へのデータ連携が実施されます。まずはテストイベントを送信しオーディエンスを作成してから本来送りたいデータを送信してください。
Google広告への連携設定
オーディエンスリストとして連携する
KARTE SignalsからGA4へ連携したイベントデータを元にオーディエンスリストを作成し、Google広告側へ連携する流れはこちらをご確認ください。
コンバージョンイベントとして連携する
KARTE SignalsからGA4へ連携したイベントデータをコンバージョンイベントとしてGoogle広告で最適化に活用することができます。
ここでは、KARTE SignalsからGA4へ連携したイベントデータをGoogle広告側へ連携する流れはこちらをご確認ください。