できること

KARTE Signalsでは、Marketing API Custom Audienceを使用してMeta広告のカスタムオーディエンスに、KARTEのセグメントやイベントデータから作成したターゲティングリストを連携することができます。ここではその連携方法について説明します。

事前準備

下記の事前準備を完了していることをご確認ください。
1.  KARTE計測タグの設置
2.  個人情報を広告媒体に送信する際の事前設定
3.  Marketing API経由で連携する際のFacebook側の事前設定

広告APIの設定

  • その他の機能 > 広告API > 追加 から、Meta Marketing APIを選択します。
  • 名前、説明は、適宜修正してください。
  • 事前準備で用意したアクセストークンを入力し、保存ボタンを押してください。

コネクタの設定

1.テンプレートの選択

  • コネクタ > 作成 > テンプレートを選択 から、Marketing API Custom Audience API でMeta広告にオーディエンスを送る(v1)を選択し、決定ボタンを押してください。

2.送信先の広告API

  • 広告媒体は、「広告APIの設定」で作成したものを選択します。
  • カスタムオーディエンスを新規に作成する場合は、カスタムオーディエンスIDを作成するにチェックを入れてください。
  • オペレーション
    • データの更新方法を下記から選択します。
      • 作成・・・送信するデータを既存のリストに追加します。
      • 置換・・・送信するデータで既存のリストを全て置き換えます。
  • 独自にデータをハッシュ対応済み
    • KARTEに既にハッシュ化された個人情報データを連携している場合に利用します。
    • ハッシュ化のルールが媒体側の規定に沿っているか確認してください。

新規にオーディエンスを作成する場合

  • 広告アカウントID、オーディエンス名称を入力してください。
  • 説明は必要に応じて入力してください。
    補足

    「カスタムオーディエンスIDを作成する」にチェックが入っている場合、定期実行の設定はできません。 定期実行の設定を行うには「カスタムオーディエンスIDを作成する」にチェックを入れた状態でコネクタを一度送信し、リストが作成されたことを確認した後、「カスタムオーディエンスIDを作成する」のチェックを外し、その後定期実行の設定を行なってください。

既存のオーディエンスリストを更新する場合

3.配信パラメータ

  • 独自に個人情報データをハッシュ対応している場合は、個人情報のハッシュ化で、「個人情報をハッシュ化している」を選択してください。
    null

4.利用するデータ

オーディエンスリスト

Meta広告に送信するオーディエンスリストを抽出します。

  • 利用するデータ
    リストの作成方法はいくつかあります。下記を参考に目的に応じて作成方法を選択してください。
データ作成方法 説明 データ作成例
(1)KARTEデータ / ユーザーマスタ ユーザーマスタとは、KARTEに送信されたidentifyイベント、attributesイベント、セグメント、ディメンションをユーザーごとに各フィールドの最新の値を取得しています
取得できる項目はこちら
性別・年代・購入回数・来訪回数
(2)KARTEデータ / バッチセグメント セグメントを作成する前のユーザーも集計対象に含めることができます
複数のイベントを掛け合わせてデータを作成したい時に有効です
日次や月次など指定された頻度で更新されます
※条件によって指定できる頻度に制限があります
※バッチセグメントの設定方法はこちら
過去1年間で購入したユーザー
(3)KARTEデータ / イベントデータ 期間など条件を指定したい場合・単一イベントでデータを作成できる場合 過去30日に購入が発生したユーザー・カートに商品を入れたユーザー
(4)外部データ KARTEで取得できていないイベントを使う場合
※外部データの取り込み方法はこちら
店舗購入したことのあるユーザー・口座開設したユーザー
(5)Datahubクエリで抽出し外部データとして利用する KARTEイベントと外部データを掛け合わせたデータを使うケースや上記方法で作成できないケースはDatahubでクエリ作成し、データセットを作成し、外部データ連携として登録する
※Datahub契約が必要となります
※外部データの取り込み方法はこちら
  • 必要に応じて、カラムマッピングデータを絞り込みを実施してください。
  • 保存ボタンを押すと、利用するデータのサンプルが表示されますので、意図通りのデータが抽出できているか確認してください。

個人情報データ

  • Meta広告に送信する個人情報データを抽出します。
  • 利用するデータ
    • identifyイベントで個人情報データを取得している場合は、KARTEデータ/ユーザーマスタを選択してください。
    • 外部から連携している場合は、外部データから該当のデータを選択してください。
  • 必要に応じて、カラムマッピング、データを絞り込みを実施してください。
  • 外部データからメールアドレスなどをKeyに媒体へ連携する場合は
  • 保存ボタンを押すと、利用するデータのサンプルが表示されますので、意図通りのデータが抽出できているか確認してください。
    フィールド名 必須 推奨 説明
    user_id ユーザーID
    KARTEのuser_idを選択してください。
    email メールアドレス
    phone 電話番号
    first_name 名前
    last_name
    gender 性別
    man,male,m,1,男,男性,M/woman,female,f,2,女,女性,Fの表記を用いて連携してください
    birthday 誕生日
    date型で連携してください
    pref 州/都道府県
    city 市区町村
    zip_code 郵便番号
    country 国コード
    ISO 3166-1 alpha-2の2文字の国コードを指定してください
    指定がない場合は「jp」が固定で連携されます
    street_address 住所

5.送信スケジュール

  • 定期的に連携する場合は、繰り返し実行有効にするにチェックを入れて、実行間隔を設定してください。
  • 利用するデータで外部データを利用している場合は、その連携頻度/連携時間に合わせて設定してください。

6.送信

  • 下書き保存ボタンをクリックした後、データを取得ボタンを押すと、実際に連携される件数とデータが確認できます。
  • 確認して問題なければ、送信ボタンを押してください。

送信時の注意事項

null

補足

Meta広告のオーディエンスが更新中の場合、ジョブフローでエラーが発生します。 利用可能ステータスになってから再度実行してください。

送信確認

  • 作成したオーディエンスの名称をクリック
    null

  • 履歴で送信されたデータが確認されれば、連携は無事完了です

    • 名前はシステムユーザー名と一致します
      null

リスト共有(任意)

  • 外部のパートナーへリスト共有をする際は、下記方法を参考にリスト共有をしてください。

  • Meta広告ビジネスマネージャーのオーディエンスから共有したいリストを選択。(複数選択可)
    null

  • 共有先の広告アカウントを選択して、共有してください。
    null

類似オーディエンスを利用する場合の注意点

  • リスト共有されたオーディエンスリストから類似リストを作成することはできません
  • 類似リストを利用する場合、共有元で類似リスト作成した後、リストを共有してください