できること

広告におけるキャンペーンを異なる指標同士で比較し、指標の数値の変化が大きいキャンペーンをピックアップする機能です。

この機能によって、膨大なキャンペーンの中から「着目すべきキャンペーン」を探しだす手間を削減します。

定期的にピックアップされたキャンペーンを確認して、分析画面で更に深ぼっていくような使い方を想定しています。

着目すべきキャンペーンとは

このページで記述されている「着目すべきキャンペーン」とは、CV数に影響する指標(Imp, Click, CTR, CVR)が期間比で大きく変化しているキャンペーンのことを指しています。

期間比は、前月比や前週比など様々な2つの期間と比較することができます。

また、Imp, Click, CTR, CVR の指標の期間比での変化度合いをみていますが、この4つの指標はそのままの数値では同一に比較することができないので、同一に比較できるようにするような処理をかけています。

この処理をかけた指標自体の数値を「影響度」というような言葉で定義しています。この影響度は、実際の指標の数値に処理をかけたものなので、実際の変化量でないことはご注意ください。

プロダクト上での操作

着目すべきキャンペーンは「ダッシュボードトップ画面」とダッシュボードトップ画面から遷移できる「CVへの影響度で見た分析アシスト」で確認することができます。

ダッシュボードトップ画面

ダッシュボードトップ画面では、下記画像の赤枠内で確認することができます。
トップ画面では「全広告媒体を横断した着目すべきキャンペーン」が表示されています。

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CVへの影響度で見た分析アシスト画面

CVへの影響度で見た分析アシスト画面へは、ダッシュボードトップ画面のカードの右端に位置する矢印から遷移することができます。

この画面では、赤枠の「全広告媒体を横断した着目すべきキャンペーン」と青枠の「各広告媒体ごとに着目すべきキャンペーン」が表示されています。

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画面の見方について

各項目のカードの並び順について

トップ画面、CVへの影響度で見た分析アシスト画面のどちらでも、各項目ごとに3つ以下のカードが表示されています。このカードの並び順に関しては以下のロジックに基づいています。各キャンペーンで、影響度が最も高い指標の値をそのキャンペーンの「最大の影響度」 としています。そして、全てのキャンペーンをその最大の影響度が高い順に並べています。つまり、影響度が最も大きいキャンペーンから順に表示されるようになっています。

この並び順は、「期間」、「データの取得元」、「CVの種類」、「アトリビューション」のいずれかの選択を変更することによって変化します。

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カードについて

各カードは、下記画像の赤枠、青枠、オレンジ枠の3つで構成されています。

赤枠では、「着目すべきキャンペーン」となったキャンペーンのキャンペーン名、媒体名(全媒体横断時のみ)が表示されています。

青枠では、キャンペーン内で一番影響度の絶対値が大きかった指標の比較期間との差分 (影響度ではなく実際の指標の数値の差分) が表示されています。

オレンジ枠では、比較期間とのCV数の差分が表示されています。

また、カードをクリックすると分析画面に遷移します。

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期間比について

どの期間と比較しているかは下記画像の赤枠で確認することができます。

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影響度について

各キャンペーンの影響度は、カードをホバーすることによって出現する下記画像の赤枠で確認することができます。

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影響度の考え方

影響度は実際の指標の数値を同一に比較できるように処理をかけた数値ではあるので、例えば、Imp の影響度がプラスに大きくでていれば、Imp が CV数の増加方向に対して大きく寄与している、というような見方ができます。

下記グラフの例で見方を簡単に説明いたします。

下記グラフは、ある期間比でのあるキャンペーンAの各指標の影響度を積み上げグラフとして表しています。

CVR, CTR の影響度はプラスになっており CV 数の増加方向に対して寄与していますが、Imp, Click の影響度はマイナスになっており、CV 数の減少方向に対して寄与しています。

このことから解釈できそうなこととしては、「比較している前の期間より後の期間のほうが、広告配信数自体はおさえている (Impの影響度の解釈) が、CVしやすい適切なオーディエンスにリーチできている、もしくは、CVしやすいクリエティブを使用することができている (CTR, CVR の影響度の解釈)」というような解釈を行うこともできます。

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