ここでは、uSonarライブアクセスタグ(以下ライブアクセスタグ)経由で取得したデータをKARTEに連携させる方法について説明します。
注意点
- ユーソナー社との間にライブアクセスタグが利用できる契約があることが前提となります
- ユーソナー社の提供するライブアクセスタグの設置が必要となります
概要
ライブアクセスタグを使うことでWebサイトに来訪したユーザーの企業情報(企業名、業種、従業員数など)を自動的に取得することができます。これらの情報をKARTEに連携することで、以下のようなメリットが生まれます。
- 訪問ユーザーの所属企業に応じたパーソナライズコンテンツの表示
- 業種や企業規模ごとのサイト行動分析
設定手順の例
GTMを使った連携手順の一例を見ていきます。
ライブアクセスタグの設定
まず最初に、ライブアクセスタグをサイトに設置します。このタグにより、訪問者の企業情報が自動的に識別され、データレイヤーに格納されるようになります。
- [タグ]から[新規]をクリックします
- [タグの設定]から[カスタムHTML]を選択します
- ライブアクセスタグを貼り付けます
- UIDが払い出されているので、これをタグに必ず含めてください
- [トリガー]は[All Pages]を選択します
- 任意のタグ名をつけて保存します
データレイヤー変数の作成
ライブアクセスタグが取得した企業情報はデータレイヤーに格納されます。ここでは、その企業情報をGTMの変数として取得できるよう設定します。これにより、KARTEにイベントデータを送信する際に利用できます。
- [変数 > ユーザー定義変数]から[新規]をクリックします
- [変数の設定]から[データレイヤーの変数]を選択します
- 変数名とデータレイヤー変数名を指定します
トリガーの作成
企業情報を取得した際に「set_ip2cinfo」が発火します。このイベントをトリガーとして設定することで、企業情報が取得できたタイミングでKARTEにデータを送信することができます。
- [トリガー]から[新規]をクリックします
- [トリガーの設定]から[カスタムイベント]を選択します
- トリガー名とイベント名を指定します
- イベント名は必ず「set_ip2cinfo」としてください
カスタムタグの作成
最後に、企業情報のデータをKARTEに送信するためのカスタムタグを作成します。このタグにより、取得した企業情報がKARTEのイベントとして送信され、KARTE上で活用できるようになります。
- [タグ]から[新規]をクリックします
- [タグの設定]から[カスタムHTML]を選択します
- [HTML]には次のようなスクリプトを記述します
- イベント名、送信したいフィールドやその型は必要に応じて変更してください
<script type="text/javascript">
krt('send', 'usonar_info', {
us_company_name: "{{us_company_name}}",
us_office_id: "{{us_office_id}}",
us_corporate_number: "{{us_corporate_number}}",
us_company_addr: "{{us_company_addr}}",
us_company_tel: "{{us_company_tel}}",
us_company_fax: "{{us_company_fax}}",
us_industry_name_l: "{{us_industry_name_l}}",
us_industry_name_m: "{{us_industry_name_m}}",
us_industry_name_s: "{{us_industry_name_s}}",
us_industry_name_d: "{{us_industry_name_d}}",
us_income_range: "{{us_income_range}}",
us_emp_range: "{{us_emp_range}}",
us_sales_range: "{{us_sales_range}}",
us_capital: "{{us_capital}}" ? Number("{{us_capital}}") : null,
us_url: "{{us_url}}",
us_setup_date: "{{us_setup_date}}",
us_rs_code: "{{us_rs_code}}"
});
</script>
- [トリガー]には「トリガーの作成」で作成したトリガーを選択します
設定内容の公開
GTMのプレビューモードで設定した内容を検証した上で、公開します。
問題なければ次のようにKARTEに連携されていることが確認できます。