前提条件
KARTEのクリックトラッキングの機能でLINE IDと自社の会員IDを紐づけを行う上で、下記の条件が必要となります。
- KARTEでLINEメッセージが送信可能なユーザーとして認識されていること。→ 詳細
- KARTEから配信したURLをクリックしてユーザーのブラウザ情報(cookie)とLINE IDを紐づけること。
- KARTEから配信したURLのページにKARTEの計測タグが設置されていること。
- LINE IDの紐づいたブラウザでログインなどをすることでメンバー情報に紐づけること。
クリックトラッキングについて
KARTEからLINEで送信したURLには、ユーザーごとにユニークでパラメータが付与され、
https://s.karte.io/xxxxx
形式のURLに変換がなされます。クリックトラッキングにより、以下のことが実現されます。
- メッセージを受け取ったユーザーがクリックしたことを計測(
message_click
イベントをKARTEに送信) - KARTEから送信したパラメータ付きURLを読み込んだ先のブラウザのvisitor_idとLINE ID単位で計測しているユーザー情報(
wuid-line-xxxxx
形式のユーザー)を統合- リダイレクトされるURLを利用した場合、クリックトラッキングによるユーザーの統合は行われません。
- メッセージを受け取ったユーザーがクリックしたことを計測(
クリックトラッキングを停止する場合は、KARTE管理画面>プラグイン設定>LINEより、「クリックトラッキングの無効化」にチェックを入れ、保存してください。なお、無効化すると下記の機能が利用できなくなります。
- URLへのユニークなパラメータの付与(
https://s.karte.io/xxxxx
形式のURLへの変換もされません。) - クリック・サイト遷移後、LINE IDとユーザーID(メンバー/ビジター)を一意のユーザーとして統合
- クリックイベントの計測
- URLへのユニークなパラメータの付与(
ブラウザ情報(visitor_id)とLINE IDを紐づける
- クリックトラッキングが有効化されている場合、KARTEからLINEメッセージで送信したURLをクリックしてブラウザに遷移すると、ブラウザのvisitor_idとLINE IDを紐付けられます。
- ブラウザのvisitor_idとLINE IDを紐付けが紐づけられると、visitor_idに紐づく属性(閲覧ページ情報など)でセグメント・配信トリガー設定してLINE配信ができるようになります。
- 遷移先のブラウザが、すでにメンバーとして認識されている場合(ユーザーIDでログイン済)、ブラウザに遷移しタグの読み込みが完了した時点で、LINE IDがメンバーに統合されます。
- ただし、KARTEから送信するURLがリダイレクトされるものであった場合、ブラウザ情報(cookie)とLINE IDは紐付きません。
- ブラウザは、スマホ内のSafariなどのブラウザや、LINEのアプリ内のブラウザでも紐付け可能です。
LINE IDの紐づいたブラウザでログインなどをすることでメンバー情報に紐づける
ブラウザ情報とLINE IDがひもづくと、 wuid-line-xxxx というメンバー情報としてKARTE上では認識されます。
LINE IDが紐付いたブラウザでログインすることで、KARTEのユーザーID情報にLINEの情報がマージされ、ID連携が完了します。
LINE IDとKARTEのユーザーIDの紐付けフロー例
補足情報
- クリックトラッキングでは、LINEログインした際に表示される認証画面での同意を取得せずにKARTE内でユーザー情報を統合するため、ユーザーIDとLINE IDの紐付けする際の非推奨の方法としております。
- 自社の会員情報や顧客データ、またはサイト内行動履歴等とLINE IDを紐付けて利用する場合、ユーザーに許諾を取る必要がございます。
- 認証画面の例