Summary
- KARTEのLINE連携機能をONにすると、ビジター / メンバー以外に、LINEのIDというユーザー識別子でユーザーを認識するようになります。
- KARTEの中では、会員ID(
identify
イベントのuser_id
)を最上位とし、LINE ID(plugin_line_identify
イベントのline_user_id
)、visitor_id
の順に重み付けされます。 - これに伴い、以下のような4パターンのユーザーが存在することになります。
ユーザーのパターン
パターン1 | 会員情報とLINEのユーザー情報の両方が名寄せされたユーザー
- 自社の会員情報とLINEのユーザー情報が名寄せされたユーザーです。一般的にLINE ID連携がされたユーザーと呼称されることがあります。
- 会員情報や購買ログなどのサイト/アプリ上の行動情報でセグメントしてLINEメッセージの配信が可能です。
- 以下のすべての条件を満たすユーザーです。
plugin_line_identify
>line_user_id
が 存在するユーザー情報
>ユーザーID
が 存在するユーザー情報
>ユーザーID
がwuid-
と先頭が一致しない(前方一致・否定)
パターン2 | WebまたはAppの行動情報とLINEのユーザー情報の両方が名寄せされたユーザー
- サイト/アプリ上の行動情報でセグメントすることは可能ですが、会員情報が紐付いていない場合は会員情報をもとにしたLINEメッセージの配信はできません。
- 以下のすべての条件を満たすユーザーです。
plugin_line_identify
イベントのline_user_id
の値が存在する閲覧
イベントの送信日時
の回数が1回以上存在する(送信日時
の送信回数
が 次の値以上 > 1)
- 会員ID連携済みのユーザーを除外する場合、
パターン1
のセグメントを除外することで、サイト/アプリ内の施策で会員IDが未連携のLINEユーザーを対象とすることが可能です。
パターン3 | LINEのユーザー情報のみを有し、WebまたはAppの行動情報と連携されていないユーザー
- LINEのユーザー情報のみを有するユーザーです。
- 以下のすべての条件を満たすユーザーです。
plugin_line_identify
イベントのline_user_id
の値が存在する閲覧
イベントの送信日時
の回数が1回もない(送信日時
の送信回数
が存在しない)
パターン4 | WebまたはAppの行動情報のみを有し、LINEのユーザー情報が連携されていないユーザー
- 非会員の場合は、KARTE内では
ビジター
というディメンションの絞り込みで特定可能です。 - または、以下のすべての条件を満たすユーザーとしてセグメントすることも可能です。
閲覧
イベントの送信日時
の回数が1回以上存在する(送信日時
の送信回数
が 次の値以上 > 1)plugin_line_identify
イベントのline_user_id
の値が存在しない。
【補足】ユーザー識別子の優先度
- KARTEの中では、会員ID(
identify
イベントのuser_id
)を最上位とし、LINE ID(plugin_line_identify
イベントのline_user_id
)、visitor_id
の順に重み付けされます。 - メンバー(
identify
イベントのuser_id
をキーに認識されたユーザー)は最上位に位置づけられ、LINE ID(plugin_line_identify
イベントのline_user_id
)、visitor_id
をキーに認識されたユーザーを統合することができます。 - LINE ID(
plugin_line_identify
イベントのline_user_id
)をキーに認識されたユーザーは、visitor_id
をキーに認識されたユーザーを統合することができます。