接客サービスでマイナスの効果が出ているディメンションを自動で配信対象ユーザーから除外してくれる機能です。
接客のゴールを指定し、未実施のアクションを追加してABテストをしている場合に、この機能を有効化するだけで、以下のディメンションで配信対象ユーザーが最適化されます。

最適化されるディメンション

  • 共通のディメンション
    • 来訪回数
    • 滞在時間
    • 前回来訪からの期間
    • セッション内のPV数
    • 総購入金額
    • 購入回数
    • OS名
    • 行動モード(Web)
  • 作成したディメンション
    • 作成した数値型のディメンション
    • 作成した文字型のディメンション

利用方法

接客サービス作成フローのオプション設定で、「配信対象ユーザーの自動最適化」を有効にするにチェックを入れるだけで、利用開始できます。

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制限事項

本機能を利用する際の制限事項は以下の通りです。

  • 未実施のアクションが必要です (ない or 0% だと、「配信対象ユーザーの自動最適化」はできません)
  • 未実施以外のアクションが1つだけの場合に有効にできます
  • 自動最適化するには、目安として接客数が数万件、接客経由のゴール数がある程度発生している必要があります
  • 当機能を使用した場合、最適化に必要な一定回数接客が出るまでは接客を編集することができなくなります(アクションを追加することもできません)

最適化の確認方法

「配信対象ユーザーの自動最適化」が有効になると、毎日1回自動で判定が行われます。
信頼度高かつリフトアップ率でマイナスの効果が出ているディメンションの範囲が見つかった場合、対象ユーザーから自動で除外します。

接客サービス作成フローの対象ユーザーに最適化したディメンションがグレーの色で追加されます。
自動で除外されたディメンションには配信しないような設定になっています。
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最適化の実行ログは、設定情報画面にある「最適化ログを見る」ボタンから確認することが可能です。

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最適化を実行のログがあり、効果の悪いディメンションが除外されていることがわかります。

最適化が実行されない場合には、以下のことが考えられます。

  • 信頼度が「高」になっていない
  • 配信数が少なすぎる(目安として10,000件は必要です)
  • ゴール数が少なすぎる(目安として100件は必要です)
  • 効果の悪いディメンションが少ない(素晴らしい!)

2週間経過しても最適化が行われない場合には、自動で配信対象ユーザーの最適化はOFFになります。(最適化完了のログが残ります。)

Q&A

Q.接客サービス効果がマイナスリフトアップとなり、一度配信対象から除外されたディメンションは、配信期間中に再配信されることはありませんか?

一度配信対象から除外されたディメンションが、配信期間中に自動で再配信されることはありません。
もし、除外対応が意図にそぐわず、再配信を行いたい場合は、接客サービス編集画面の対象ユーザーを手動で編集すれば、除外をやめることも可能です。

関連リンク