HARファイルとはなんですか?
WebブラウザとWEBサイトの対話をログに記録するためのアーカイブファイルです。
なぜHARファイルが必要になるのですか?
ネットワークが起因となるトラブルでは、皆さまのお手元でしか確認できない事象が発生している可能性があるためです。
KARTE開発チームの手元でお問い合わせの事象が再現できない場合、HARファイルの作成と作成したデータの共有をお願いすることがあります。
また、原因究明のためブラウザ(Chrome)内で発生したネットワーク要求に関して、その事象が発生している時にHARファイルを取得いただく必要があります。
注意事項
- HARファイルには、取得時にダウンロードしたWEBページのコンテンツやCookie等の機密データが含まれています。次の手順にて可能な限り機密情報を含まないファイルとして作成されますが、お客様にてご検討・ご了承のうえ、サポート窓口へデータをご提供ください。
- HARファイルをご提供いただいた場合、機密情報を含む可能性のあるファイルのご提供について同意をいただけたとみなしております。ご同意いただけない場合、HARファイルを利用した調査を行うことができませんので、何卒ご了承ください。
- HARファイルの取扱につきましては、機密性の高い情報を秘匿することが推奨されています。外部サービスにはなりますが対応をご検討ください。
HARファイルの取得手順
前提
- KARTE管理画面の閲覧は、Google Chromeを推奨しています
そのため、このドキュメントではChromeでの確認方法のみ記載しています。 - KARTE管理画面の動作環境については 対応ブラウザ・環境 をご確認ください
- GoogleChoromeでは、現在発生している事象のみHARファイルに保存することができます
過去のログデータをさかのぼることはできません。
手順
- Google Chromeにて、「画面右側のケバブメニューボタン > 新しいシークレットウィンドウ」からシークレットウィンドウを開きます
- シークレットウィンドウにて、KARTEのログインを行います
- Google Chromeのメニューバーから「その他のツール(L)」>「デベロッパーツール(D)」を選択します
- 開いたパネルから「ネットワーク(Network)」タブを選択します
- タブの左上にある丸いRecordボタン(※画像中の赤い囲み内)を1度クリックしてグレーにします
※丸いRecordボタンが赤の場合は記録が開始されている状態で、グレーの場合は何もする必要はありません。 - 「Preserve log」ボックスを確認し、チェックを入れてください
※「Preserve log」ボックスにチェックがない場合、WEBサイトにてリダイレクトが起こった際に、リダイレクトする前のデータが記録されません。 - 「Disable cache」ボックスを確認し、必要に応じてボックスチェックの可否を決めます
※「Disable cache」ボックスにチェックがある場合、WEBページのリロードの度にキャッシュがクリアされ実行されます。 - Clearボタン(※画像中の青い囲み内)を選択し、ネットワークタブから既存のログをすべて削除します
- 事象が発生しているKARTEの管理画面ページを開きます
- 「ネットワーク(Network)」タブの左上にある丸いRecordボタン(※画像中の赤い囲み内)を1度クリックして赤にします
- ネットワーク要求の記録中に、事象を再現します
- タブの「Export HAR」ボタン(※画像中の緑の囲み内 右端の下矢印)をクリックし、HARファイルをダウンロードします
- HARファイルの出力後、KARTEのログアウトを行ってください
※KARTEのログアウトは「KARTE管理画面左下のアカウント名 > ログアウト」にて実施してください。
取得したHARファイルのデータ送付方法を教えてください
HARのご提供をお願いする際に、宛先のメールアドレスをお伝えいたします。
なお、現在の仕様ではKARTEサポートチャットに添付データでお送りいただくことはできません。