ユーザー属性情報の送信には identifyイベントとattributeイベントの使い分け が推奨されています。
identifyイベントの「attributeイベントで送る」オプションを利用すると、ユーザータグからidentifyイベントを発生させるだけで、個人情報に該当しない属性情報を別途attributeイベントに分離して送信させることが可能になります。

identifyイベントとattributeイベントの使い分け

identifyイベントとattributeイベントは、個人情報への該当有無に応じて使い分けます。
詳細は attributeイベントタグの設置 をご確認ください。

  • identify:ユーザーの個人情報に該当する情報
  • attribute:ユーザーの個人情報に該当しない属性情報

個人情報が含まれるイベントの取り扱いについて にも記載の通り、identifyイベントは個人情報管理の関係上KARTEでの活用に制約があるため、性別、会員ランク、ポイントといった個人情報に該当しない属性情報はattributeイベントで送信する方が便利です。

この使い分けを簡単にするのが、identifyイベントの「attributeイベントで送る」機能です。

「attributeイベントで送る」機能

identifyイベント設定画面の「attributeイベントで送る」機能では、identifyイベントで送信されるフィールドのうち、個人情報に該当しないフィールドを指定することができます。これにより、ユーザータグの設置だけ(identifyイベントタグのみ)で、指定されたフィールドをattributeイベントとして送信することが可能です。

「attributeイベントで送る」の設定方法

attributeイベントとして送信するのは、個人情報に該当しない属性情報に限定してください。

イベント画面から「ユーザー情報」イベントを選択し、ユーザー情報(identify)イベントの設定画面を開きます。

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右上の「編集」をクリックすると、以下のようにイベントの編集画面が表示されます。
「attributeイベントで送る」列にチェックボックスが表示されます。

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「attributeイベントで送る」列は右端にあります。画面の幅によっては右へのスクロールが必要です。

「attributeイベントで送る」列でattributeイベントとして送信したいフィールドにチェックを入れ、イベント設定を保存します。

保存した設定は、ユーザー情報(identify)イベント設定画面の「スキーマ」でも確認できます。
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設定が完了すると、ユーザータグからのidentifyイベント発生時にattributeが自動で発生するようになります。
「attributeイベントで送る」を有効にしたフィールドは、下記のようにattributeイベントにのみ含まれるようになります。

  • attributeイベントに含めて送信される
  • 元のidentifyイベントからは除外される

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なお、管理画面上で「attributeイベントで送る」を有効にしたフィールドがあっても、そのうち1つ以上のフィールドが実際にidentifyイベントに含まれない限り、attributeイベントは発生しません。