概要
特定期間で、閲覧や購入が急上昇したアイテムをレコメンドします。トレンドによる注目アイテムとなった人気商品をユーザーへご紹介し購入促進を狙います
はじめる前に
以下の準備が事前に必要になります。
- KARTE Datahubのオプション契約と商品マスタの連携
- KARTE Datahubを利用します。詳細については、KARTE Datahubとはをご覧ください。
- 商品マスタの連携が必要です。詳細については、商品マスタをDatahubにインポートするをご覧ください。
- アイテム閲覧イベント(view_item)の実装
- 実装方法は2つあります。
- (推奨)カスタムイベントタグをサイトに実装する
- 実装方法については、閲覧商品情報を計測するをご覧ください。
- コンテキストイベント(β版) で実装する
- 設定方法については、コンテキストイベント(β版) アイテム情報取得の設定方法をご覧ください。
- (推奨)カスタムイベントタグをサイトに実装する
- 実装方法は2つあります。
- KARTE Datahubを初めてご利用の場合、あらかじめAcademyにてコースの学習をおすすめ致します。
- Academyについては、KARTE Academyとはをご参照ください。
- KARTE Datahub スタートガイド
- Datahubを最速で体験する
- Academyについては、KARTE Academyとはをご参照ください。
利用の手順
以下の設定手順に従い接客サービスの設定を行います。
1.クエリの設定を行う
KARTEDatahubのクエリで急上昇アイテムデータを抽出します
KARTE Datahubのクエリでランキングデータを抽出します
グローバルナビ>Datahub>クエリ に遷移します。
左上の「作成」→「コレクションから作成」を押下
やりたいことから探す→「ランキングを表示したい」から「人気が上昇した商品を抽出する」を選択
パラメータ設定から以下を設定する
- 抽出期間(デフォルトは7日)
- アクションテーブル連携時のレコード生存期間(h)(デフォルトは24時間)
- レコード数上限は、プランによって決まっているため、更新時に古いレコードを自動削除させます
- 詳細:アクションテーブルからレコードを削除する
- クエリの中で商品マスタ用テーブルを参照している箇所を、実際のテーブルのデータセット名やテーブル名で書き換えます
, item_master AS (
SELECT *
FROM `prd-karte-per-client.item_master_{{api_key|safe_param}}.item_master` --データセット名およびテーブル名は必要に応じて書き換えて下さい
AND item_id IS NOT NULL
)
- 右上の「クエリを実行」して結果が返ってくるか確認します。
- 確認できたら、右上の「保存」をクリックしクエリを保存してください。
※クエリの結果が返ってこない場合のチェックポイント
- KARTEのタグで送っているイベント名、スキーマが正しく設定されているか?
- ランキングを実現するにあたり、
view_item
、buy
イベントがKARTEに正しく送られている必要がございます。- グローバルメニュー > すべてのプロダクト > Insight > イベントをクリックし、イベントが正しく送られているかご確認ください。
- ランキングを実現するにあたり、
- 商品マスタのフォーマットに従っているか?
- フィールド名やデータ型がフォーマット通りに連携できているかご確認ください。
- 商品マスタのフォーマットはこちら
- フィールド名やデータ型がフォーマット通りに連携できているかご確認ください。
- 連携したデータの値が合っているか?
- データセット→取り込んだテーブルの「プレビュー」「テーブル情報」などから取り込んだデータを確認することができます。
2.アクションテーブルを作成する
KARTEDatahubの急上昇アイテムデータを格納するアクションテーブルを生成します
グローバルナビ>Action>アクションテーブル に遷移します。
画面右上の「作成」→「空のテーブルを作成」をクリック
項目 | 内容 |
---|---|
テーブル名 | 任意ですが、今回は quantity_ranking と指定 |
スキーマ指定 | クエリ結果のカラムを指定します(以下「アクションテーブルのスキーマ指定」を参照) |
権限 | 今回は参照のみなので「ウィジェットからの参照」にチェック |
アクションテーブルのスキーマ設定
フィールド名 | 型 | 詳細 |
---|---|---|
item_id(主キー) | 文字列 | 商品のIDです。 |
name | 文字列 | 商品名です。 |
price | 数値 | 商品価格です。 |
display_price | 文字列 | 商品価格です。 |
image | 文字列 | 画像URLです。 |
url | 文字列 | 商品ページのURLです。 |
l_category_cd | 文字列 | 大カテゴリコードです。 |
s_category_cd | 文字列 | 小カテゴリコードです。 |
brand_cd | 文字列 | ブランドコードです。 |
brand_name | 文字列 | ブランド名です。 |
sex_cd | 文字列 | 性別コードです。 |
buy_quantity_last_period | 数値 | 直近期間の商品の購入数です。 |
buy_quantity_2_periods_ago | 数値 | 前期間の商品の購入数です。 |
buy_quantity_diff | 数値 | 前期間に対する直近期間の購入数増加量です。 |
expired_at | タイムスタンプ | レコードを削除可能にする時刻(UTC)です。 |
3.アクションテーブルにクエリ結果をエクスポートする
「2.アクションテーブルを作成する」にて作成したアクションテーブルに対し、ランキングのクエリ結果をエクスポートするジョブフローを設定します。
グローバルナビ>Datahub>ジョブフロー に遷移します。
ジョブフロー画面右上の「作成」をクリック
ジョブ設定画面から以下を設定し、右上の「保存して完了」をクリック
ジョブの設定
項目 | 内容 |
---|---|
ジョブフロー名 | 急上昇ランキング結果をアクションテーブルへ |
ジョブタイプ | データテーブルへエクスポート |
インポート元 | クエリの実行結果>「1.クエリの設定を行う」で作成したクエリを選択 |
インポート先 | データテーブル>「2.アクションテーブルを作成する」で作成したテーブルを選択 |
実行方法を選択
- 「スケジュール実行を有効にする」にチェック
- 「繰り返し実行を有効にする」にチェック
- 実行頻度の設定を行う
- 連携頻度は日次程度を推奨しています。
ジョブフローの設定
- 「ジョブ実行終了後にアーカイブ」チェックなし
- ジョブフロー名:任意
- ジョブが一つの場合は「先頭のジョブ名を流用」するのを推奨しています。
- 右上の「今すぐ実行」をクリックするとジョブが実行されます。
- ※ジョブの終了までに5分ほど時間がかかります。
- ジョブが「実行済み」になっていることを確認します。
4.アクションテーブルクエリを作成する
「2.アクションテーブルを作成する」で作成したアクションテーブル(購入数増加量データ)に対し、増加量(buy_quantity_diff)の大きい順(降順)に並び替えする設定を行います
グローバルナビ>Action>アクションテーブル に遷移します。
作成したアクションテーブルを選択し、画面右上の「作成」をクリック
以下の設定を行う
- クエリ名:任意ですが、今回は
buy_quantity_diff_sorted
と設定
- 抽出条件:- Limit: 20
- Sort:
buy_quantity_diff
降順
- クエリ名:任意ですが、今回は
※ブランド(カテゴリ)で絞る場合
- クエリ名:任意ですが、今回は
buy_quantity_diff_brand_sorted
と設定 - 抽出条件:
- Limit: 20
- Sort:
buy_quantity_diff
降順
- filter:
brand_cd = #{brand_cd}
- ※Filter: フィルタリングする条件(カテゴリ/ブランド)を指定します。※変数(
#{brand_cd}
)は次の「5.接客サービスを設定するで設定します」で定義します。
- クエリ名:任意ですが、今回は
「クエリのテスト実行」でフィルター等意図する処理がされるかを確認後、保存します
これでアクションテーブルクエリの作成は完了です。
5.接客サービスを設定する
接客サービス作成画面に遷移して、レコメンド用のテンプレートを選択します。
- テンプレート(3種類)
※テンプレートが表示されない場合は、営業担当へお問い合わせください。- KARTEレコメンド(ランキング)rank-mr
- 一定数商品を表示後、「more」ボタンにて下部にさらに商品を表示します
- KARTEレコメンド(ランキング)rank-slk
- 一定数商品を表示後、スライド(カルーセル)にてさらに商品を表示します
- KARTEレコメンド(ランキング)rank-mdl
- モーダルにて商品を表示します。
- KARTEレコメンド(ランキング)rank-mr
- テンプレート(3種類)
アクションの変数画面の「ベーシック」から以下を設定します。
アクションテーブル:
- アクションテーブル名:「2.アクションテーブルを作成する」で作成したアクションテーブルを指定
- アクションテーブルクエリ名:「4.アクションテーブルクエリを作成する」で作成したアクションテーブルクエリ名を指定
フィルタリング:
「フィルタ値」に値を直接入力するか、ユーザー情報変数で設定した変数を入力する。(ここで定義した設定が、「4.アクションテーブルクエリ」のFilterの値として利用されます)
例:値を直接入力する(ブランドの値:brand12345)で絞り込む場合
例:ユーザー情報変数(view_itemイベントのbrand_cd)で絞り込む場合
ユーザー情報変数
フィルター
主な設定は以上で完了になります。
配信ページや対象ユーザーは、従来の接客サービスと同じフローで配信設定を行ってください。