サポートサイト上の各コンテンツに、社内向けにレポートの要点や編集リンクを限定表示。閲覧中の文脈に沿って必要な情報や行動導線を提示することで、社内メンバーの関心を喚起し、情報活用の習慣化につなげます。
はじめに
本シナリオでは、サンプルデータを用いた設定例をご紹介しております。実際のご利用にあたっては、表示対象となるレポート(データおよび集計クエリ)をご用意いただいた上で、内容に応じたアクション等のカスタマイズが必要となります。
本シナリオのレポートには、重要な詳細データを含めず、関心を引くためのダイジェスト的な数値のみを表示し、より詳しい情報はリンク先の本編レポートで確認することを前提としています。
この施策はKARTE Datahubを利用します。Datahubが利用可能な状態かご確認ください。
KARTE Datahubのオプション契約
- KARTE Datahubを利用します。詳細については、KARTE Datahubとはをご覧ください。
KARTE Datahubを初めてご利用の場合、あらかじめAcademyにてコースの学習をおすすめ致します。
- Academyについては、KARTE Academyとはをご参照ください。
施策
- 目的:社内限定で簡易レポートと編集導線などを表示
- ゴール:接客のクリック
- 主なターゲット:社内メンバー
- 接客を表示するページ:対象のサポートページ
概要
- 各ページのレポート(例:7日間/30日間のview数)を表示
- 「もっと見る」で本編の詳細レポートへ誘導
- その他「記事フィードバック」や「記事編集」へ誘導
設定方法
このシナリオでは、サポートページで利用したサンプルデータを使った設定例を紹介しています。
実際に運用される際は、表示したいレポート(データや集計クエリ)を準備したうえで、内容に合わせたアクションのカスタマイズが必要です。
以下の図で示すように:
- 通常は、Datahubでレポートデータを集計し、ジョブフローで定期的に更新して紐づけテーブルを作成します。
- ただし本シナリオでは、1〜3の工程(レポートデータの準備〜紐づけテーブル作成)はレポートごとに異なるため説明を省略し、ステップ4の部分でサンプルCSVをアップロードして接客で表示する流れのみを解説しています。
手順1:接客テンプレートの選択
左メニューバーの「すベてのプロダクト > ストア > シナリオストア」 より、「社内限定でレポート要点や編集導線などをサイト上に表示」というテンプレートを検索窓で検索し、「さっそく利用してみる」をクリックしてください。
※シナリオテンプレートが改修などにより無くなる可能性もある点ご留意ください。
手順2:レポートデータ(紐づけテーブル)の設定
- 表示対象となるレポート(データおよび集計クエリ)が既にご準備されていることを前提としております。
- KARTE Datahubのアクションテーブルの準備方法については以下を参考に設定ください。
サンプルデータで紐づけテーブルを作成
- レポート内容の設計にあたり、本シナリオで利用したサンプルデータをご参考ください。
- 実際にアクションテーブルにアップロードすることでアクション上にデータを表示し挙動確認が可能です。
1.サンプルデータ
※urlをkeyにデータを紐づけるため、実際のKARTE導入済みのURLに書き換えて検証ください。
フィールド名 | データ型 | 項目名 | サンプル値 |
---|---|---|---|
url | 文字列 | サポートサイトのURL | https://support.karte.io/post/4WvTljelK1HwnFbtOw4fI5 |
view_uu_7day | 数値 | 過去7日のview数 | 30 |
view_uu_30day | 数値 | 過去90日のview数 | 120 |
2.紐づけテーブル設定
紐づけテーブルの作成
- 左メニューバーの「すベてのプロダクト > Insight > 紐づけテーブル」 で紐づけテーブルへ
- 右上の新規作成で「csvから作成」を選択 ※上記のサンプルデータをアップロードします
- テーブル名を任意の名称(例:store_suportsite_sample_v1)で設定で指定します
- サンプルデータをアップロード(スキーマを設定)
紐づけテーブルの紐づけ設定
- 「データの紐づけ」タブを選択
- 紐づけテーブルの有効化にチェックボックスON
- 紐付けに使うフィールド:閲覧 > access.uri.uri
- オプション:データの追加先:閲覧
- ここで紐づけたデータをアクション設定のユーザー情報変数に指定
実際には表示したいレポートに従い、項目名やスキーマをセットし紐づけテーブルへデータを作成する必要があります。
手順3:アクションの編集
ポップアップで使う画像、テキスト、リンク先の設定などを行ってください。
接客サービス編集画面で追加したアクションの「編集」ボタンをクリックすると、アクション編集画面に移動することができます。
アクションの基本設定
- 見出しやアイコン等をアクション設定から変更
- ボタン(レポートや編集やフィードバック)のURLやテキストを変更
- その他ボタンスタイルや全体のサイズを変更
紐づけたデータをユーザー情報変数で参照
- 紐づけテーブルで紐づけたデータをユーザー情報変数に指定します
- ex.直近1週間(view_uu_1week)
- すべての期間 > 閲覧 >view_uu_7day > 最新の値
- ex.直近3ヶ月(view_uu_3month)
- すべての期間 > 閲覧 >view_uu_90day > 最新の値
- ex.直近1週間(view_uu_1week)
アクションの編集方法の詳細については、以下をご覧ください。
https://support.karte.io/post/5EoIkbQzbRxZpExRWdATwq
また、アクションのカスタマイズにあたり以下もご参考ください。
手順4:接客サービスの設定
接客配信の条件を設定します。
※推奨の設定条件を記載しておりますが、施策の目的やサイトの仕様によって条件はカスタマイズしてください。
※現在ないゴールやセグメントについては、以下の設定例を参考に新規作成してください。
ゴール
- 対象のゴール(詳細を確認するボタン押下)を選択
- 詳細を確認する押下のゴール設定条件例
- ゴールタイプ:条件付きイベント
- 条件を指定:「接客サービスをクリック>接客アクション名>次に等しい(完全一致)」で該当接客のアクション名を入力
- 詳細を確認する押下のゴール設定条件例
- ※クリック数やクリック率自体は、ゴールの設定がされていなくても確認できますが、ゴールを設定頂くことで、より柔軟な分析ができます
- 各接客サービス画面の「効果の分析」タブで、セッション以外の効果計測期間が指定できる
- ゴールレポート(β版)が利用できる
- 対象のゴール(詳細を確認するボタン押下)を選択
対象ユーザー
- 社員(メンバーのみ)
- 例:メールアドレスのドメイン(例:@plaid.co.jp)で指定
- ユーザー情報 > メールアドレス > 最新の値 > @plaid.co.jp を含む(部分一致)
- 例:メールアドレスのドメイン(例:@plaid.co.jp)で指定
- 社員(メンバーのみ)
対象イベント
- 配信トリガー
- 閲覧イベントで設定 > 閲覧ページのURL > 次に等しい(完全一致) > コンテンツのURL
- 配信トリガー
配信頻度
- アクセス毎
※ゴールの具体的な作成方法は、ゴールの設定方法をご参照ください。
※その他の設定については、施策の意図に応じて設定ください。
※推奨の設定条件を記載しておりますが、施策の目的やサイトの仕様によって設定条件はカスタマイズしてください。
配信前のチェック
- 未実施グループを設定しましょう
- 接客の効果を測るために、一定の割合で未実施グループを設定することを推奨しています。
- 「配信率」設定の方法・仕様:https://support.karte.io/post/6I6WF9zWxbAGesUN9KbeCu
- 接客の効果を測るために、一定の割合で未実施グループを設定することを推奨しています。
- 公開前にテスト配信をしましょう
- 以下を参考に必ずテスト配信を実施し、接客に問題がないか確認しましょう。
- 特定ユーザーにのみテスト配信することはできますか?:https://support.karte.io/faq/64kMz95EExPt5RdnmdcTk1
- 以下を参考に必ずテスト配信を実施し、接客に問題がないか確認しましょう。
接客効果の振り返り
以下を参考に接客効果の振り返りをしてください。
▼接客サービスの結果確認画面の見方
・アクション別に結果を比較する
https://support.karte.io/post/4dS0dt9F779KwCrPOm7Sq1
・接客サービス詳細「効果の分析」タブの見方
https://support.karte.io/post/17Fj6yNl4UWguEQJfbVTxm
▼接客サービスの振り返りのコツが分かる How to動画(KARTE Academy)
https://academy.karte.io/courses/1875613