サイトのエリアやページ単位で、適切なキャンペーンバナーを出し分けて表示します。コンテンツデータをCSVで一元管理することで、複数の接客を個別に作成する手間を省き、効率的な運用が可能になります。ユーザーごとに適した訴求が行えるため、キャンペーンの効果最大化につながります。
はじめに
- 本シナリオでは、サンプルデータを用いた設定例をご紹介しております。
- アクションテーブルの設定については以下を参考に設定ください。
- ご利用にあたり、「Webサイトに表示するコンテンツデータをCSVファイルで管理する」の記事もご参考ください。
施策
- 目的:ページごとに異なるキャンペーンバナーを訴求
- ゴール:接客のクリック
- 主なターゲット:ページ来訪者
- 接客を表示するページ:対象のコンテンツ
概要
- エリアやページに応じて最適化したキャンペーンバナーを表示
- CSVデータを基に柔軟に出し分けを管理
- 運用負荷を抑えつつ成果改善をサポート
設定方法
手順1:接客テンプレートの選択
左メニューバーの「すベてのプロダクト > ストア > シナリオストア」 より、「エリアやページごとに最適化したキャンペーンバナー表示」というテンプレートを検索窓で検索し、「さっそく利用してみる」をクリックしてください。
※シナリオテンプレートが改修などにより無くなる可能性もある点ご留意ください。
手順2:キャンペーンデータ(アクションテーブル)の設定
- アクションテーブルの設定については以下を参考に設定ください。
アクションテーブルを作成
- レポート内容の設計にあたり、本シナリオで利用したサンプルデータをご参考ください。
- 実際にアクションテーブルにアップロードすることでアクション上にデータを表示し挙動確認が可能です。
1.サンプルデータ
フィールド名 | データ型 | 項目名 | サンプル値 |
---|---|---|---|
id | 数値 | レコードID(ユニークID) | 1 |
target_path | 文字列 | 表示するページのパス | /cosme/campaign.html |
image | 文字列 | 画像URL | https://images.ctfassets.net/.../store_Baners_01.png |
link | 文字列 | 遷移先リンクURL | https://example.com/?id=2 |
alt | 文字列 | 画像の代替テキスト | 代替テキストを入力します |
2.アクションテーブル設定
アクションテーブルの作成
- 左メニューバーの「すベてのプロダクト > Action > アクションテーブル」 でアクションテーブルへ
- 右上の新規作成で「csvから作成」を選択 ※上記のサンプルデータをアップロードします
- テーブル名を任意の名称(例:campaign_01)で設定で指定します
- サンプルデータをアップロード(スキーマを設定)
- ウィジェットからの参照にチェックいれます
アクションテーブルクエリ設定
アクションテーブルクエリにより、テーブルから抽出条件を指定できます。
※今回は、limit100件で、idを昇順で抽出させます。
- 該当のアクションテーブルの右クエリの横の作成ボタンをクリック
- クエリ名を任意の名称(例:find_all)で設定で指定します
- 抽出条件でLimit(例:100)とsort>id>昇順
- クエリのテスト実行で値が表示されることを確認してください。
これで、csvデータで、アクションテーブルにデータを用意することができました。
次にこのデータをアクション側から参照する手順を示します。
手順3:アクションの編集
ポップアップで使う画像、テキスト、リンク先の設定などを行ってください。
接客サービス編集画面で追加したアクションの「編集」ボタンをクリックすると、アクション編集画面に移動することができます。
アクションの基本設定
- 表示テスト:テスト画像で表示を確認したい場合にオンにします
- 実際のアクションテーブルから参照する場合はオフにする必要があります
- アクションテーブル / テーブルID:アクションテーブルのテーブル名を記載します
- 手順のアクションテーブル設定の際の名称:例:campaign_01
- アクションテーブル / クエリ名:アクションテーブルのクエリ名を記載します
- 手順のアクションテーブルクエリ設定の際の名称:例:find_all
アクションの編集方法の詳細については、以下をご覧ください。
https://support.karte.io/post/5EoIkbQzbRxZpExRWdATwq
また、アクションのカスタマイズにあたり以下もご参考ください。
手順4:接客サービスの設定
接客配信の条件を設定します。
※推奨の設定条件を記載しておりますが、施策の目的やサイトの仕様によって条件はカスタマイズしてください。
※現在ないゴールやセグメントについては、以下の設定例を参考に新規作成してください。
ゴール
- 対象のゴール(詳細を確認するボタン押下)を選択
- 詳細を確認する押下のゴール設定条件例
- ゴールタイプ:条件付きイベント
- 条件を指定:「接客サービスをクリック>接客アクション名>次に等しい(完全一致)」で該当接客のアクション名を入力
- 詳細を確認する押下のゴール設定条件例
- ※クリック数やクリック率自体は、ゴールの設定がされていなくても確認できますが、ゴールを設定頂くことで、より柔軟な分析ができます
- 各接客サービス画面の「効果の分析」タブで、セッション以外の効果計測期間が指定できる
- ゴールレポート(β版)が利用できる
- 対象のゴール(詳細を確認するボタン押下)を選択
対象ユーザー
- 全員
対象イベント
- 配信トリガー
- 閲覧イベントで設定 > 閲覧ページのURL > 次に等しい(完全一致) > コンテンツのURL
- 実際にはアクションテーブルでpathに指定したURLのみ表示されます
- 閲覧イベントで設定 > 閲覧ページのURL > 次に等しい(完全一致) > コンテンツのURL
- 配信トリガー
配信頻度
- アクセス毎
※ゴールの具体的な作成方法は、ゴールの設定方法をご参照ください。
※その他の設定については、施策の意図に応じて設定ください。
※推奨の設定条件を記載しておりますが、施策の目的やサイトの仕様によって設定条件はカスタマイズしてください。
配信前のチェック
- 未実施グループを設定しましょう
- 接客の効果を測るために、一定の割合で未実施グループを設定することを推奨しています。
- 「配信率」設定の方法・仕様:https://support.karte.io/post/6I6WF9zWxbAGesUN9KbeCu
- 接客の効果を測るために、一定の割合で未実施グループを設定することを推奨しています。
- 公開前にテスト配信をしましょう
- 以下を参考に必ずテスト配信を実施し、接客に問題がないか確認しましょう。
- 特定ユーザーにのみテスト配信することはできますか?:https://support.karte.io/faq/64kMz95EExPt5RdnmdcTk1
- 以下を参考に必ずテスト配信を実施し、接客に問題がないか確認しましょう。
接客効果の振り返り
以下を参考に接客効果の振り返りをしてください。
▼接客サービスの結果確認画面の見方
・アクション別に結果を比較する
https://support.karte.io/post/4dS0dt9F779KwCrPOm7Sq1
・接客サービス詳細「効果の分析」タブの見方
https://support.karte.io/post/17Fj6yNl4UWguEQJfbVTxm
▼接客サービスの振り返りのコツが分かる How to動画(KARTE Academy)
https://academy.karte.io/courses/1875613